旅行編、ショート編。旅行編は、エロチィック・エッセイ。ショート編は、日常些事のショート・エッセイ。創作編は、短編小説。マイ・ギャラリーは、各編の自作挿絵の収録。

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心何処ーショート 散歩と口散歩
                  散歩と口散歩(6/22/11)
 本日は、30℃超えに為るとの事である。風が吹き込まないと道路の輻射熱と反射光の眩しさである。幸いに中位の風が吹き渡って居るから、身体を撫でる風が気持ちが好いのである。

 昨日の散歩の折りには、大きなアオダイショウが水辺の石二つに橋を架ける様に、長く醜いニョロニョロを横たえて居た。夢の架け橋じぁあるまいし、とんでもないグロテスクな蛇姿態を天下に晒すとは、美的センスに欠けると云う物である。石でも投げて脅かして遣ろう(当てる心算は更々ない)と河川敷で石を探す。

 適当な石を探そうとすると、中々無い物である。私も好い加減な性質であるから、一発必中なんて自己コントロールへの過信は、端から持たない処である。投手から云えば三球三振、ノーコン四球の喩えもあるから、投げ易い石を四個持って、蛇の居た辺りを見ると何と何と・・・アオダイショウの野郎は、忽然と姿を晦ましていたのである。

 アオタイショウの目が良く見えるのか、殺気を感知したのか、身体干しが頃合いだったのかは、一切不明の処ではあるが、戯けロートルの愉しみが潰えて終ったのは、残念至極の思いであった。

 S橋の下では、学校帰りの男子生徒二人が釣りをしている。本日はちゃんとした釣り竿で釣って居る。二人の釣り場所は、学校帰りの高校生の一団に占拠されている。中学生と高校生とでは、マイナー中学生コンビは、場所替えをするしか無いのであろう。

 私も小・中学生時分には、通学時にそんな事ばかりをして居た物である。現在の体育館、駐車場辺りには池が有ったから、通学途中の朝に釣り糸を垂れ、学校帰りにも釣りをして来た物である。冬に成れば朝スケート、学校帰りの一滑りなどと、遊び呆けて居た物である。興味のある事、好きな事に時間を費やす事は、好い事である。

 行儀の好い優等生ばかりが、世に溢れたら碌でも無い世の中に為って仕舞うばかりである。へへへ、中々に筋の好い行いである。

 退屈な勉強なんて作業は、片手センズリをして居ても、遣ろうと思えば出来るのである。まぁ、人生なんて余り硬く考える必要などあるまい。飯が食えれば、それで好しである。為る様にしか為らないのが、娑婆の実勢にして実態なのである。
 興味のある事、好きな事を多情な時期に体細胞に刻んで置いた方が、人生のスパイスに為ると云う物であろう。

 本日・水曜日である。朝食を済ませて自室定位置でPC画面を見て居ると、ヤクルトママさんのコールである。

 ママさんは真面目なご性格であるから、会社からの配り物を出して、縷々説明をして下さる。原発被災により稼働停止して居た福島工場の生産が出来て、乳製品全品の供給体制が整ったとの事で、商品検査も万全との説明である。

「はい、ご苦労さんでした。今日は、嫌に生白い顔をしてるじゃないの。遣り過ぎじゃないの。」
「仕事一生懸命してますからね。梅雨で寒かったり、晴れると今日みたいに暑かったりで大変なんですよ、女の体は。」

「またまた、夜の生活が祟ってるんじゃないの。夫婦生活はロングランだから、幾ら夫婦の習慣事でもさ。体調に合わせたバリエーションを物にしないと、バテちゃうだけだよ。はい、本日のお披露目絵だいね。」

「は~い。雨の風情ですね。何と無く、言わんとするところが分かりま~す。好い雰囲気の絵ですよ。金魚さん、可愛く描けてますよ。私は、こう云った絵の方が好きですよ。
 Rさんの得意とする絵は、エロが弾けてますからね。一応、女ですから、感想も小出しにしないと助平って言われちゃいますからね。アハハ。これだったら、娘にも見せれますからね。」

「そうずら、でもなぁ~、俺ぁ女日照りの桃色吐息なんだろうね。金魚コメットの赤と白のコントラストを横から見てると、<魚心有れば、水心>でさ。ほら、この角度から見るとさ・・・此処が顔で、首、乳房の膨らみと乳首のポッコリにも見えて来るんだわね。」

「どれどれ、でも、顔が何か変な顔してるじゃないですか。」

「何を言ってるだい、これぞ正しく<無心が呼び込んだ浮き絵>だわね。下心が一切無かったから、浮き出た『無垢の浮絵』って事ずらい。言って見りぁ、天の下し物だわね。
 何事も、先入観は災いの元、視界の収縮は、思考の停止だんね。人の道、即ち、知る喜びの道って云うずらい。あい。」

「難しい事言われちゃった~。そうかなぁ~。もう一回、見て見るか~。」

「金魚の目玉が鼻の穴でさ、金魚の口が閉じた目なんだけどさ。見方に依っちゃ、これはピエロの顔ずら。そんな風に連想を働かせると、ピエロの化粧を除ったら、この女性の素顔の下に在る彼女の人生は、どんな物だったのだろうか・・・何て、文学的想像も膨らむんね。先ずは感じた事柄を素直に、頭の中に並列に置いてさね。考え整理するのが人間の思考力の奥深さだんね。先入観は、思考力の障害にも為らぁね。へへへ。

 言って見りぁさ。男は臍下三寸ばかりを膨らませて、祠侵入だけを考えて居る訳じゃ無ぇんだぜ。藤圭子の<圭子の夢は、夜開く>だけじゃなくて、文学に膨らむ男の想像だって有らぁね。男を短絡的に見ちゃ、罰が当たるぜや。ギャハハ!!」

「出ましたぁ~、R節~。Rさんの絵は深くて、私の様な夜のバリエーションが少ない女だと、観賞し切れませ~ん。Rは助平丸出しだから、含蓄の深いR節が、条件反射で色付きバリエーション動画に繋がっちゃうだけですよ。」

「ニャロメ!! 好い女で澄ました顔してる癖に、キツイ事言ってくれるじゃ無いのさ。」

「そうですか、バリエーションって、そんなにも深い意味が有るんですね。今日も、勉強に成りました。アハハ。
今日は、熱くなりますから、時々スキンヘッドを水で冷やして遣って下さいよ。変な物、外で振り回さないで下さいよ。また来週、スッキリ、分かり易い絵を待ってますからね~。」

「あいあい、アリガトさんね~。」

 いやはや、ヤクルトママさんもすっかり受け答えが、堂に行って来た物である。条件反射にスキンヘッド冷却で、一つ目小僧の振り回しは、ご法度との事である。外をフィールドにする散歩もあれば、こんな他愛も無い口散歩もあるのである。ウッシッシ!!


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 ヤクルトママさんの私生活に介入してはいけません。でもママさん、「夜のバリエーションが少ない女だから・・・」とは、なかなか明け透けでいいですね。それくらいの度胸がないと、殿方相手の商売はできませんよね。
 さて、ヘビ退治について一言。ここ生石山に身延山の麓で生まれ育った人が住んでいます。マムシ獲りの名人です。マムシを見つけると、「そこに、じっとしとれ!」と怒鳴ると、逃げないそうですよ。その間に家に帰り、道具を持って帰り、元の場所にじっとしているマムシを獲るのです。
 毎晩、マムシ酒を飲んでいるそうで、絶倫です。ヤクルトママさんに紹介したいくらい・・・。
森に暮らすひまじん | URL | 2011/06/22/Wed 18:18 [編集]
                 ひまじん兄貴へ。
 今、散歩から帰って来ました。夏至とやらで、細い流れが枯れて来て、行く時は少々の水溜まりが有りまして、帰りに覗くと小魚達がピチピチして居ました。其処に赤茶色の子蛇が居ます。間違い無く、希少種ジムグリの幼蛇です。

 腹が膨らんで居ますから、河川敷に腰掛けて見て居ると、次から次へと小魚を咥えて呑み込んで行くんですよ。

 蛇と水辺の関係は、ネズミ、カエル、小鳥だと思い込んで居たんですが、捕食対象に魚が入って居たとは、初めて知りました。南米のアナコンダなんて大蛇は、水中に潜んで獲物を取るなんてシーンは、テレビ、映画では知って居たのですが・・・百聞は一見に如かずで、自然界もバリエーションに富んで居ますね。好い物が、観察出来ました。大いに納得した次第です。へへへ。
アガタ・リョウ | URL | 2011/06/22/Wed 19:35 [編集]
仕事に行くと面白いおじさんたちの話を聞いてると聞いてるだけで 笑いだしてしまいます。
受け答えが面白いので 仕事中に面白くおかしく話してたらおしゃべりが多いと注意されました。
定年後に年金までの継ぎ足しで仕事に来てるおじさんです。
リリィ | URL | 2011/06/22/Wed 20:30 [編集]
                  リリィさんへ。
 そうでしょうね。ロートルオジサン達は、何かとセクハラ紛いの下ネタ話が好きなんですよ。

 でもでも、何ですけど、こう云う話が出来る様に為るまでは、結構時間が掛るもんなんですよ。私も、若い頃は、どうもこう云う話が出来なくて、往生した物ですよ。

 硬い話ばかりだと、世の中潤滑油が回らずギシギシして仕舞いますし、トロトロの滑剤ばかりですと、大顰蹙を通り越して、変態扱いされてしまいますしね。

 梅干しと同様に、塩梅次第ですからね。戯けロートルも、社会の片隅、歯車の潤滑油見たいな物です。へへへ。
アガタ・リョウ | URL | 2011/06/22/Wed 22:09 [編集]
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