旅行編、ショート編。旅行編は、エロチィック・エッセイ。ショート編は、日常些事のショート・エッセイ。創作編は、短編小説。マイ・ギャラリーは、各編の自作挿絵の収録。

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心何処ーショート イヨッ、川柳師匠!!
          イヨッ、川柳川柳(かわやなぎ・せんりゅう)師匠!!(1/31/14) 
 昨夜は、暖かかった。寒冷に馴染んだ布団の中は、湯たんぽ無しでも暑く感じて、上下を一枚づつ脱ごうかとも思った次第である。

 朝食後は暖かい日差しの中で、鉢植えシクラメン、ミニバラへのスプレーをしたり、廊下に並べた金華鳥達の動きを眺める。春を思わせる様な日差しの暖かさである。

                  Tのお誘い電話を頂戴して、待つ。

     Tの車が止まって、ウズラを飼うと言う私に部屋用のゲージ犬小屋を持って来て呉れた。

                    へへへ、持つべきは友である。

 河川修復の大型バックフォも、大分下がって来た。これでは完全に近場釣り遊びも叶わぬ。自転車に乗って、ちょいと遠出をしなければ為らない。へへへ、痛し痒しである。

「昨日は、夜中に腹を抱えて1週間分を笑いこけていてさ。<川柳川柳(かわやなぎ・せんりゅう)笑話歌謡史>ってぇのをYouTube見付けたんだわさ。大体、かわやぎ・せんりゅうと読ませるだけでも、ありゃ~、只者じゃ無ぇわさ。最高だったぜや。

 表向きは、徹底的に笑わせて呉れるんだけど、戦中、戦後比較を物の見事にして見せているんだけどさ。<世は歌に連れ、歌は世に連れ>をモチーフにして、手痛い文化批評をして居るんだから、ありぁ相当なインテリさんで傑作物ですがね。師匠は、昭和5年だか6年生まれで、生粋の皇国少年時代を送って、零式戦闘機の尾翼作りに精出して居たんだとよ。

 いやはや、昭和歌謡史を思い切り落語で笑話歌謡史って、『庶民の昭和史=稗史』に仕立て上げて、爆笑・爆笑オンパレードにさせて呉れるんだから、凄いもんさね。ありぁ、生きた庶民側からの昭和史ですがな。下手なインテリ振った学者・知識人の自虐史観昭和史を読んだり聞いたりするよりも、余程『学問的』だぜや。YouTube開いて、川柳川柳だいな。脳味噌にインプットして置きましょや。へへへ。」

 スタバ二階席は空いて居たから、私なんぞは寄席に行って見て来た様な、身振り手振り、歌の出だしなんぞを披露して、下衆の大馬鹿を演じる。恥を低下させてしまった閉じ籠りロートルであるから、世の顰蹙買いなど知った事では無い。ギャハハ~!!

<俺も、とんだ戯けオヤジを友に持った物だ>と、幾分かの自嘲の笑いを浮かべつつ。Tは目玉を白黒させて、ニヤけている。

 何をシャラ臭ぇ、オツムの中身には大差の無い男子番から高OBの与太話である。与太話は餅搗きの要領である。ドスン、ペッタンとキネを下ろして、アイヨと餅を真ん中に寄せて、搗いて行くのが餅搗きの要領ですがね。

「おお、そうかそうか、W川柳のかわやなぎ・せんりゅうだな。そいつぁ、面白れぇや。」
「あいあい、御本尊様を見た日にぁ、<お気に入り>にリンクしたく為っちまぅぜや。」

 川柳師匠の道先案内で、本日の当世毒舌扱き下ろしに弾みが掛って仕舞ったから、さぁ大変である。

「今日の自民党・野田聖子の質問聞いたかよ。ふざけたオバさんだぜや。ありぁ、ジェンダフリー信望者じゃないのかね。共産党・民社党・社民党に籍を置いた方が頃合いじゃないのかい。全ての分野に『女性枠』をなんて事を言ってさ。まるで<女族革命闘士>ですがな。私の政治活動は、夫の犠牲の上に成り立っていると豪語する猛女女史ですがね。

 世の中の半分は、女よ。男女差の無い試験制度で、男も女も進学面では平等に為った。男女の差が一番無いのが、言って見りゃ選挙じゃ無ぇのかい。学歴も年齢・性別も一切問われ無い。これほど自由で平等な民主選挙は無かんべや。

 野田女史が力む程の・・・女族の実力が実質的な物なら、何で進学率と同様な結果を齎せ無いんだい? 殊更、男族支配の障害が在ったればこその・・・女族の社会進出の最大障害が、その本質と云うのは正しいのだろうかの『疑問』を持つわね。

               普通に考えれば、可笑しいじゃ無ぇかい。

 兎角、高尚過ぎると主義だのイデオロギーだとかの不純物が侵入して来て、内部での生物拒否反応から、可笑しな化学合成物が沸き出て来るもんズラ。俺ぁ馬鹿だから、カタカナ文字は不得手だけどさ、常識・中庸の支点が一番肝心要位の目利きは持ってる心算だけどさ。

 ジェンダフリー特有のトゲトゲ感が、同性の票獲得に結び付かない結果を曝け出しているんじゃないのかい? 

 火の無い処、煙立たず。燃焼の三要素は、空気・燃える物・燃焼温度ですがな。水、高き所より低き所に流れる。器、穴在れば、水溜まらず、また、水掬えぬじゃ無かったかいね。実際の因果関係の証左は教科書に非ず、プラン・ドゥ・チョック・プラン・ドゥ・チョックの実証改善の考察過程でヤンしょう。

       ちったぁ、本質論に目を向けた方が、展望は開けると思うんだけどさ。へへへ。

<亭主の稼ぎは、自分の物。自分の稼ぎは自分の物>って、土台、そんな自意識が過剰なんじゃ無いのかね。そんな=損な次第なんだから、女性議員さんは協調よりも目立つ事を優先させるから、原色服着て、『自分は才女』とばかりに天動説のテンコちゃんを仕出かす。

 そんな魂胆だから、顔・表情から、柔和さが消し飛んでしまうんですがら。柔和さが消し飛んでしまえば、女史の強さに尻込みして仕舞うのが、世間の落ちですがな。

 まぁ、棘と云うか、女族特有の自惚れ・顕示欲が、同族の女族からすると、女の本質部分を知っているからこそ、<鼻持ち為らない臭気>を放って賛同票が集まらないって矛盾を曝け出して居ると、男族の目からは見えるんだけどさ。

 組織を作って、組織の力を結集して行く為には、雑巾掛けも、黒子に徹したり、時には間抜け顔の修行も避けては通れないと思うんだけどさ。

 人に揉まれて創り上げて来た男の顔と、原色服で口は笑って居ても<目は、爪研ぐキャッツ・アイ>じゃ、俺ぁ怖くて、『はい、そうですか』なんて、頷いて拍手なんか送れがね。あい~。

 皇后陛下、中山恭子女史、長谷川三千子女史、吉永小百合さん、葛城奈海さんにぁ、俺ぁ、見ただけでメロメロに為っちゃうんだけどさ。俺ぁ、長引く女日照りだけどさ、選球眼だけは維持してぇもんさね。

 其処へ行きぁ、<名は体を表す>ってもんでさ。川柳川柳師匠には、俺ぁ逆立ちしたって、足元にも及ば無ぇわね。庶民が本当に尊敬して、笑わなくちゃ為らんのは、本物の芸道ですがね。あい~。」

「コーヒーが終わった処で、R節の落ちを捻じ込んで来たって訳か。」
「あいあい、連れションして、パッパタイムと行くかいね。」

      明日からは2月の最寒期に入るのでは在るが、本日は完全な春日である。

 昼は、天玉そばとする。Tにプレゼントして貰った犬ゲージを組み立てて、後は春を待って<ウズラ探し>である。

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心何処ーショート 男日照りの生娘に、婿を宛がう為り。
             男日照りの生娘に、婿を宛がう為り。(1/30/14)
 朝食後は、雨が降って来た。風呂に入って、洗濯をして、妖怪様に風呂を譲って、私は隣市までドライブをして来る。バードコーナーを覗きにで在る。大きなホームセンターのペットコーナーで、久し振りの模様眺めである。

 歳の所為で、ホームセンターでの初動がトイレ探しなのであるから、お恥ずかしい限りである。トイレを見付けて入ると、おやおや、これはお珍しい事である。サラリーマン時代の先輩のMさんと顔を合わせた。奥さんを数年前に亡くされた先輩は、独り暮らしながらも、飄々として元気の様である。

 へへへ。益々、ハリウッド俳優の?さんに似て来た。先輩曰く、ハリソン・フォードとは誕生日が一緒との事である。

 喫茶店にでも寄ろうと言われて付いて行くと、其処はラーメン屋に代わって居た。店内をブラブラ、話しをしながらペットコーナーを探す。

         お目当てのウズラは居なかったが、犬、猫、ウサギ、小鳥などを見る。

 先輩は、犬の前にウサギを飼った由。ウサギは、面白くないそうである。ウズラ、鶏もペット屋には居ないだろうから、養鶏場から分けて貰うしか無いだろうとのアドバイスで在った。

 目ぼしい物は居なかったが、金華鳥が大分居る。吾が家の金華鳥達は、全てが近親物であるから、形が小さく為って仕舞って居る。番いに為れずに、無精卵を産んで居る未婚メスが可哀想で在る。吾が女日照りの酷状に鑑みて、『婿さん選び』をする。

 吾が家の物は並金華鳥の番だったが、交配の内に色んな改良種のDNAが入って、番いからは、白、灰色などの毛色の違った物が生まれて居る。そんな思い掛けない毛色の誕生を目論んで、並金華鳥の中から、顔面の白がくっきりして、首のゼブラ縞模様が黒一色の物を選んだ。

     雨のドライブでは在ったが、風景の変わりに、偶にはドライブも良い物である。

 帰って、小さな鳥籠を掃除する。手作りの不格好な藁巣では興醒めであるから、ちょいと工夫して藁巣らしくして遣ろうと底板から駕籠を外すと、サッと逃げて脱衣場に飛んで行った。タオルに止まった処を、何なく捕まえて、籠の中へ。

       妖怪様、曰く。『偶には、運動させて遣れば、鳥も喜ぶよ。』との事である。

 汚れた廊下を掃除して、籠に放して遣る。<オスとメスの相性度や、如何に?>と四畳半の出窓に置く。暫く、底板に居たオスメスでは在ったが、メスが止まり木に止まるや、直ぐ様、オスが追い掛けて、ブンチャカピィーピィーと荒々しくメス乗りを始めた。

 いやはや、何か『女日照りの吾が姿』を見せ付けられる様で、奥ゆかしくも小心者の私には、見ては居れ無い<ド助平野郎の狂行>である。暫く、そんなあられも無い行動を起こして居たが、静かに為った。女日照り(オス)に、男日照り(メス)だった二羽は、何も無かった様に身繕いをして居るのであるから、まぁまぁなのであろう。

 それは文字起しをすれば、ブンチャカ、ピィーピィーのラブコールとは真っ赤な嘘で、<一発遣らせろ、遣らせろ。>の色魔の突貫行動にして、一切前戯無しのオスの意馬心猿の猛々しい飛び乗りの波状攻撃で在った。

 然しながら、精気に走った童貞男とオボコ娘の初体験と為れば、全ては諦めの夫婦道を貫徹するしかあるまい。いやはや、自己責任とは、総べからず諦観と二人三脚なのであるからして、諦めの向こうに、エデンの園、涅槃の浄土も在るのかも知れんぞえ。ギャハハ!!

           本日日誌を打ちながら、静かに為った鳥籠を見遣れば・・・。

アハハ。童貞君は、出す物さえ出して仕舞えば、<冷静さが戻る>のであろう。藁巣に止まるメスに、正調ラブコールとラブダンスのお披露目である。それをメスは、澄ました態度で見て居る。

    いやはや、生物界のオスメスの関係には、大差が無いと云う証左の一つなのであろう。


心何処ーショート 吾は、人畜無害為り。
                  吾は、人畜無害為り。(1/29/14)
 昨夜も冷え込んで何度かトイレに行った物の、お天道さんが上がれば寒さが駆逐される。半纏を頭から被って居る私としては、体温と夢の相関関係で夢から覚めての起き抜けであった。

<下手な動きは命取り>の真剣勝負の立ち回りで、踏み込むか、間合いを取るかで、脂汗が流れる。逃げる訳には行かない。相手も、間合いを詰めて来る。キェ~イ、相手の振り下ろした刃に、私の刀の先端が吹き飛んだ。万事休すと目を瞑った瞬間、刀の切っ先が相手の首を割いて、私は勝者と相為った次第である。いやはや、勝負は時の運で在った。

 障子を開ければ、無風の青空に、お天道さんの輝きである。朝賄いの前に、全部屋掃き掃除とする。

<老老介護の貧民生活、沈殿するのは、塵芥だけの情け無さよ。出るは溜息。嗚呼、誰ぞ、慰めて呉れる者など居様か。嘆く前に、お掃除お掃除のしが無いお勤めでゴザンスわね。籠った邪気を吐き出しましたがね。さて、妖怪様お待ちかねの飯とするか。>ってな物で炊飯器を見れば、アジャジャ。保温をして居なかった。

 ドンマイドンマイ、然すれば、肉ジャガの鍋を温めて、熱々の汁をぶっ掛けて、即席オジヤで体交わしの態で在る。糞婆っさ、ムダゴト扱いたら、白髪頭ポカリじゃがね。

 へへへ、昔は残り飯に味噌汁をぶっ掛けただけの『猫まんま』『犬まんま』が幅を利かせて居たのであるから、具沢山のぶっ掛けまんまなのであるから、文句を言ったら罰が当たると云う物である。

 食後は国会中継が始まったから、テレビを聞きながら、持ち直した鉢植えシクラメンにスプレーを掛けて、廊下の日当たりに並べて遣る。そんな事をして居る時に、縁側からジョービタキの羽ばたきで在る。

 バルディナは一飛びしただけで、おやおや・・・庭の地面に居る。軒下に吊るした鳥籠の底板が糞だらけで在るから、鶏糞に倣って廊下下のミニバラの根元に撒いて遣ると致そう。そんな事をして居ても、バルディナは逃げずに居る。

 そんなバルディナに少々、悪戯心が生じて生き餌のミルワームを上がり石の上に5~6匹落として遣ると、サッと飛んで来たでは無いか。まぁ、それでも私が居るから、生き餌を啄む事まではしない。

★へへ、そうかいそうかい・・・俺様の人畜無害振りが解って来たか。うい奴じゃ。可愛いのう。流石にバルディナと命名しただけの事は在る。ちょいと待ってなよ。物事には、順序が在るからな。

 最後の鳥籠の底板を外して、糞落としをして居ると、雌が底板の隙間から逃げて、サツキの茂みの中に落ちて行った。籠の中の鳥で在るから、飛ぶ力は無い。パニックの間に、捕まえるのが一番である。落ちた場所が幸いして、サツキの茂みが邪魔をして飛ぶ事の出来ない雌を捕獲して籠の中へ。

      いやはや、ラッキーであった。廊下から、バルディナの様子を観察する。

 目敏く、危険の無い事を察知してか。サッと飛んで来て、ミルワームを啄むとクルッと動かして一発で呑み込んで仕舞う。玄関鳥の金華鳥は雑穀を主食とするから、生き餌を落して遣ると、余り食べずに玩具の様にして遊ぶのが殆どなのだが、生き餌を主食とするジョービタキは、素早い摂取技である。

 此処まで、人見知りしないバルディナで在るから、再び、ミルワームを上がり石の上に落として、私は二畳小部屋に陣取ってウォッチングタイムとする事にする。

 最初の餌食いで、それなりの空腹感が無いのだろうか? 彼女は材木の掛けたブルーシートに止まって、石の上のミルワームを見て居る。

 今年は庭にメジロ、雀が一向に姿を見せない次第では在るが、彼女の行動は、メジロ、雀達の行動と同様に、『餌に対する見張り行動』に違い在るまい。

    餌を啄んだり、ブルーシートに溜まった水を飲んだりして、一向に飛び去る事をしない。

 最初の羽根音は、手の届く近さであった。何んとかバルディナに、餌を提供しょうとして買って来たミルワームでは在ったが、庭に置いた餌鉢にも寄り付かず何時の間にか、諦めて仕舞った。
 それが、ケースの中で死んでしまったミルワームを犬走り部分の解り易い処に捨てて置いた。大分経って、それが無く為って居る事に気付いて、軒下の雑草の脇に、ケースの半分ほど中身と共に、固めて置いたのである。

  それが、この処、廊下下辺りに居る彼女を何回か見掛けて、ニンマリとして居た次第である。

 バルディナ3世さんは、筋の好いジョービタキでは在るが、人間と野性が距離を縮めて行くには、斯様に時間を要する物なのである。本日は餌に釣られて、彼女は悠々と一時間以上も庭に滞在して呉れた次第である。

    ★そう云えば、女族の性習にはプレゼント好きなんて物が在った。イッヒッヒ~!!

            冷え込んで来ない内に、昼散歩に出掛けて来る。

 河川修復工事も進んで、流れは土色の流れである。工事の終わった川原部分は、更地状態である。済んだ部分は浅い水の流れが在るだけである。綺麗には為ったが、時間潰しの魚釣りは、大水後で無ければ叶わない次第でもある。

 然しながら、雲一つ無く拡がる盆地風景の清々しさに、お天道さんの暖かな輝きである。


心何処ーショート あれあれ、お天気さんは急降下。
                あれあれ、お天気さんは急降下。(1/28/14)
 暖かい朝を迎える。物音がして居ると思ったら、妖怪様がヨロヨロと寝具を干そうとして居る。へへへ、手を出さずに見守る事にする。

 朝飯は、昨夜仕込んで置いた肉ジヤガとする。肉ジャガはジャガイモ、タマネギ、ニンジンを大きく切ってコトコト炊くと、味が浸み込んで男が遣っても<おふくろの味>に仕上がる物である。へへへ。

 朝食を終えてテレビを見ていると、料理番組が続いて神戸のロシア料理のピロシキとボルシチを遣って居た。ならず者・ボルシェビキに追われて、多数の白ロシア人が神戸、函館に遣って来た歴史が在る。私の好物がロシア美人、美形さん達であるから、視聴させて頂く。

 ピロシキは、信州で云えば<おやき>その物である。西洋はパンの国で在るから、小麦粉にイースト菌を加えて生地を作り、中の具には挽き肉、野菜を入れる。信州お焼きは、野沢菜炒め、切干大根、ナスの味噌炒め等である。イースト菌の入らない小麦生地に包まれた、それは囲炉裏の灰の中で焼かれて『郷土食・おやき』と為った次第である。

 我が家は全員が道産子であったから、初めてそれを見た時の第一印象は、真に悪かった。信州人は、こんな灰だらけの硬い物を、<中身はと見れば、あんこに非ず。> 切干大根、酸味の回った煮干し入りの野沢菜の煮付けなのであるから・・・カルチャーショックであった。

 デカイ声じゃ言え無かったが、<こりぁ、人間の食べる物に非ず。イナゴ、カイコの蛹を食するとは・・・信州人とは如何なる人間達か??>

 それでも長じて来ると、イナゴ、カイコの佃煮の美味さに慣れた。そしてお焼きの方も、商品化と云う『癖の除去』によって、美味い食べ物と為った。ピロシキは、低温の油で揚げるのだと云う。イースト菌の入ったピロシキは、生地に空気が入ってパンその物である。

 ウラジオストクには、ノコノコと三回お邪魔して居るので、それなりに食して居る。ロシアの風景は、ゆったりして居る。火事場泥棒、シベリア強制労働、共産主義などの歴史テロップが頭の隅を流れているのではあるが、ロシア人の生活、生活態度には、昭和30年代を彷彿とさせるものが在って、私には居心地の良い空気であった。

 ロシアの土地、自然を観て思う事は、自然には手を掛けずに自然のままの姿にして置くと云う自然観が在ると見た。ギリシャ正教を信奉するロシアの民は、キリスト教と云うよりも『ロシア教』に近いものでは無いか・・・などと考えたりもした。

 日本人に近い自然崇拝・自然観と云う宗教観が、日本人の宗教観に相通じるものが在るのでは無いか、ヨーロッパのゲルマン、アングロサクソン、スラブと云った諸民族の中で、スラブの盟主としてロシアが在った。ロシアの元は、ご存知の通り北欧バイキングが、大河に拠点を築いて来た成り立ちで在る。

 日本人のルーツの一つがバイカル湖周辺のブリアート人との事であるから、共通の遺伝子が通って居るのかも知れない。ボルシチも真っ赤な色とは裏腹に、真に柔らかい味で吃驚もした次第で、日本人の舌に合致する味わいでも在った。

 私の場合、相手に恵まれて居たのかも知れないが、ロシア人は総じて日本人が好きで、親切であった。文明開化の明治期には、ロシア文学に影響を受けた二葉亭四迷も居たし、ロシア演劇も盛んだったと云うし、ロシア民謡なども名文調の訳詞が付いて、未だに日本人に口ずさまれて居る。新しい処では、『100万本のバラの花』なんて大ヒット曲もロシアの歌である。

 序に云えば、イギリスのケルティックウーマンは、森の民・ケルトの調べを謳うスコットランドの民で在り、スコットランド民謡も何故か日本人の叙情に合致する次第でも在る。

 何かと強面帝王・プーチン大統領では在るが、オイル、天然ガス収入に依存するロシアが、天然資源輸出国だけに頼らず、工業生産で嘗ての世界強国の地位を確立して、ロシア型民主主義を目指そうとして居るとも言われている。西洋の合理主義と日本の伝統的精神との融合性の下、世界の先進国と為った日本型国家をお手本に、ロシアの再生を考えて居ると云われているプーチン大統領である。

 面積から云ったら、圧倒的な差では在るが、意外や意外で、その人口は日本より1000万人程多いだけとも言われている。米国の定型句・人権外交での米国流民主主義の押し売りに就いては、きっぱりとロシア型民主主義を持ち出す大統領である。

 米流民主主義の押し売りに対して、中狂国も中狂型民主主義を盾にする次第では在るが、中狂とロシアを比べれば、素人の感想からでも中狂型民主主義など、笑止千万の聞えでしか無い。

     こんな脳裏に飛来するテロップを相手にしながらの料理番組視聴をして居ると。

「こんにちわ~。ヤクルトで~す。何時も、お世話に成ってま~す。」
「はいはい、少々、お待ちを~。」

          妖怪様の部屋から四畳半に回って、財布を持って来る。

「絵は見せたよね。」
「ええ、見ましたよ。この頃、自画像が上手に為って、益々H度が爆発して来た~。」
「そうかい、じゃ天空の美女で、モデルがヤクルトママさんだったのも見たか。」
「ええ、見ましたよ。あれ、私がモデルだったんですか。」
「あいあい、そうだんね。そんな厚着をしてちゃ、重くて天空にぁ、行け無ぇよ。遠慮は要ら無ぇよ。素っ裸に為って見るかい。あい~。」
「ダメダメ、私、真面目な主婦ですよ。今日は暖かいと云っても、そんな事したら風邪引いちゃいま~す。今、インフルエンザ、ノロウィルスが流行ってるんですよ。風邪引いたら、主婦、母親は務まらないんで~す。」
「そうかい。他人様の家庭を犠牲にしてまで、欲望を押し込む事も出来んしな。偉い!! 大和撫子、日本のママさんは、そうで無くちゃ務まりませんがね。明日から、また寒いってよ。はい、ご苦労様でした。」

 午後からは、曇って来てしまった。妖怪様の寝具を取り込んで、ベットメーキングをして差し上げる。

 アジャジァ~、網戸が、土台の下がりで外れてしまった。遺憾いかん・・・ 元から直さねば、同じ事の繰り返しで在る。同じヘマばかりしていたのでは、妖怪様に軽蔑されてしまう。幸い、木材がたっぷり在るから、修繕作業をするしかあるまい。とほほ。

 ギーコギーコ、鋸で切って腐った部分をバールで駆逐して、その部分に板を当てがって、ジャッキ上げをして、支柱の寸法切りをする。嗚呼、腰が痛い。まぁ、これで当分は好かろう。いやはや、底辺貧民は、自前で遣るしか無いのである。

「大した物だ。何でも、遣るもんだねぇ。」
「あいあい、俺ぁ、妖怪様の倅だぜね。へへへ。」

        さてさて、肉体労働は完了した。国会中継で、お勉強させて貰いましょうかね。


心何処ーショート ロートル熊男も歩けば・・・。
                   ロートル熊男も歩けば・・・(1/27/14)
 夜は寒くて、湯たんぽに足を乗せたり、抱え込んで居た。漸くの泥眠に頭の半纏を取れば、日差し溢れる9時過ぎで在った。いやはや、大分寝過ごして仕舞った物である。

 余りの好天に朝賄いは次にして、家中の掃き掃除をしながら空気の総入れ替え、玄関鳥達の世話、鉢植え植物の手入れをして、廊下の日差しの中に置く。日差しは一足早い春の色である。

 時間の堆積物・埃出しをし終えて、朝賄いに移行する。此処まで遅れてしまえば、朝も昼も一緒である。ちょいと品数を増やして飯とすれば良かろう。

 食後の四畳半定位置に座って居ると、フェンスにジョービタキの姿見せである。南天の茂みのから庭に回ったバルディナを追って、廊下に回る。

 鳥籠を吊るした六畳前の百日紅の落ち葉の下に居た。お互い顔見知りであるから、私が少々動いても逃げずに居る。廊下上がりの大石の上に止まって、尾羽根を振り振りして私を見て居る。序で廊下下の地面に止まっての餌探しである。其処には、生き餌のミルワームを撒いて居る。ミルワームを咥えて、呑み込んだ。そんな事を数度繰り返して、庭のテレビアンテナに止まって、暫くして柿の木の方へ飛んで行った。

 何日か遭遇して居なかったが、彼女は彼女で、マメに日々の縄張り巡回をして居るのだろう。同じ場所に、ミルワームを落して置いて遣る。

               へへへ、朝から些か食べ過ぎて仕舞った。

 そんな次第で、腹こなしに行って来る。河川工事も大分下がって来て居る。大物が居た落ち込みに吸いポンが入って居る。その上は、バックフォーが入って綺麗に整地が進んでいる。

「如何だい? 大物が居たずら。」
「うん、こんなデカイ30cmを超えるヤマメが居たわ。其処に小さいのが居るけどさ。」

 赤い金魚が2匹と小さなヤマメが5~6匹、水溜りの中に放してあった。頭の恰好を見ると、大きな金魚は錦鯉の様で在った。サワガニが、150匹以上も取れて、小さなカジカも取れたとの事である。

 ちょいと足を伸ばして、帰りに個人スーパーに寄って買い物をして来る。お客さんが居ないから、休憩方々、レジ先輩と油を売って来る。世間、子供時代のよもやま話の序でに出た話しが傑作であった。

 町会のS大教授先生には手を焼いているとの事である。臨時の町会賛助費500円を徴収に行くと、<何で、そんな金を払わなくちゃ為らんのか>と、追い返されて仕舞ったとの由で在る。意見を求められて仕舞ったから、私見をご披露させて頂いた次第である。

「先輩、そりぁ頭に来ますわな。でもねぇ、そんな常識の無い馬鹿が、大学教授してるんだから、話しにも為りませんがね。俺達が餓鬼の頃は、親にそんなムダゴト扱いたら、空かさず親の決まり文句でさ。

<誰に養って貰ってる。親の言う事が聞けないなら、家から出て行って好き勝手をしろ。この出来損ない。餓鬼の癖に、親に口答えするとは、何事じゃい。>

<人の出来る事が出来無い様な人間は、人間のクズだ。文句を言う前に、人と同じ事の出来無い自分の出来の悪さを反省しろ。恥を知れ。馬鹿もんが。>

 大体、この二つで、一件落着だったから、親も社会も楽だったもんさね。土台、朝から晩まで蔓んで遊び呆けて居た餓鬼時代に、机に齧り付いてガリ勉してる様じゃ、<所詮は異常脳>って事さね。世の掟は、法律ばかりが掟じゃ無ぇわさ。御法度の法律の前にぁ、言って良い事、悪い事。遣って良い事、悪い事。言わなくちゃ行けない事、遣らなくちゃ行けない事。・・・、その他諸々でさ。お天道さん、お月さん、お化けさんのご支配為される『世間様の常識って掟』が在らぁね。あい~。

 人間って奴は、非力で未完成な生き物の癖して、一点にだけ『針野郎に特化』しちゃうとさ、馬鹿に付ける薬無しで生意気面するから、飛んでも鉢巻の学者馬鹿が出来上がっちゃうんだろうね。

 そんな者ぁ、<あら、そぉ~。>で、真に受ける必要なんか在りぁせんわね。村八分にして遣りぁ好いんだわさ。村にぁ、古来の伝統に即した文化が在るずらい。霊峰富士のお山だってさ。あの容姿は世界中にぁ、ゴロゴロしてますがね。霊峰富士の回りに伝統文化が根ざしているからこその、世界遺産登録でしょうに。未熟・不完成な人間が、単眼生物じゃ、世間は渡っちゃ行けませんがね。人間は、複眼で生き無きゃ、罰が当たるんね。」

「やぁ、私に兄さん位の学が在ったら、あの糞オヤジに一発、バシッと喰らわして遣れるのにねぇ~。私ぁ、馬鹿で勉強出来無かったからね。」

「何を言ってるだいね。先輩。人間の能力なんて、あれだ田んぼの稲の種類見たいなもんで、早稲と遅く手の違いだけだんね。
 神童・天才なんてチヤホヤされても、買い被り、見掛け到し、飛んだ食わせ者って言い回しも在るし、大器晩成なんて者も在らぁね。言って見りゃ、稲を育てる田んぼの方が、価値があると思うんだけどね。あい~。」

「いやいや、兄さんは、流石だわ。巧い事を言うもんだ。お婆ちゃんも、好い息子を持って嬉しいだろうね。アハハ。」

「あいあい、何ってたって、俺ぁ飼い方が巧いからね。さぁ、死んどくれって、親父の墓参りしてるんだけど、往生際が悪くて死なないんですがな。本当に、コンニャローメってな物ですがね。ギャハハ~!!」

 両手にレジ袋を提げて帰って来ると、西向かいのオバさんが、煮物をしたからお婆ちゃんに食べさせてとの由。へへへ、お返しに沢庵漬けと物々交換をした次第である。

 無風に晴れ渡った好天。<犬も歩けば棒に当たる>為らぬロートル熊男も歩けば、何かと拾い物、頂戴物に在り付ける様である。

『コリァ、大学教授、世間を狭める毒を吐いて、如何する。筑波山のガマガエルだって、鏡に映った己の醜悪さに、タラーリ、タラーリの脂汗を流して、世間様への恩返し・ガマの油を出した物なのに、個利個略の個権を振り回して、<如何じゃ、下衆めら、吾が主張で成敗して遣ったわ~。イッヒッヒ!!>じゃ、頂けませんわね。』

心何処ーショート 温故知新
                    温故知新(1/26/14)
 昨夜のラジオニュースを聞いて居たら、農薬入り冷凍食品事件の容疑者逮捕が在った。日本では事件発生後一カ月前後の逮捕、毒入り餃子事件は中狂国の邪魔で、三年前後での犯人逮捕で在った。こんな処にも、日本と中国の差が歴然として出ている次第である。

 午前中は、そんな事も手伝って民放放送を見た。大型スクーターの改造費に100万円を注ぎ込んで、コスプレを趣味とする中年男の映像が映って居た。妖怪様とテレビを見て居て、思わず仰け反って仕舞った。

               <態は、人を現わす>の好例でしか無い。

 人物像に両論が在る場合は、その両論を併記するのが報道のスタンスだと云う。従って、会社内の<まさか、こんな人が???>評に対して、ご近所、仲間からのボロ糞評を併映して居たのだが。

 警察の手が製造ラインへの聞き取り調査に入って、早々の行方隠しと云うのであるからして、自白して居る様な物である。この事件に連座して、二人の社長が引責辞任をしたとの事である。

 毒餃子事件、農薬入り冷凍食品事件も、共に従業員の不満から生じた事らしい。会社に対する不平不満、憎悪が、一般不特定多数に向けられると為れば、個人に有り勝ちな『腹癒せ行為』の域を脱して、これは明らか為るテロ行為その物である。厳罰に処するしかあるまい。

 これは猿にも解る<反日排日の毒亜諸国の愛国無罪信仰と法治国家・日本との差>が、『浮き彫りと為った事件』で在る。

    私は信州の山猿なので、東京都知事選出の投票権を有しない。真に、残念至極で在る。
定年後の老母介護生活をしている閉じ籠り底辺貧民である。そんな次第で、金無し、毛無し、女無し、止めが甲斐性無しの『四重苦生活』にどっぷりと浸かって居る。赤貧洗うが如しの生活苦から、春に為ったら卵の調達にウズラ飼いを目論んで居る始末でも在る。

 そんな漬け物にでもしたい程の時間の持て余しに、国会中継があると殆ど全てテレビは意見をしている次第でも在る。従って、麻生総理、浜田防相時の田母神航空幕僚長の懸賞論文事件での国会中継・証言の模様もテレビで見て居る。

 口より先に手が飛んで来た男兄弟5人の中で育ち、番から男子高で『弱音を吐くな、大道を闊歩せよ』の校是の中で、自由に通学して居た。教師も、OBが多かった。番から先輩から番から後輩が育つの校風で在った。

 そんな次第であるから、田母神さんの言い分、態度には、一脈も二脈も通じる処が在って、『日本は好い国だと言ったら、首に為った。』の心中を察するに余りある処で在った。

 田母神さんは四ツ星の閣下であるから、言えなかったのだろうが・・・私の様な下衆男に言わしめれば、以下の通りに為るまでの事である。

 この馬鹿野郎が、たかが一度の敗戦位で男のキンタマをアメ公如きの為らず者に毟り取られて、それでも男か!! 任務を持った男はルバング島のジャングルの中でも、29年間、立ち振舞い、目の輝きを失わないもんじゃい。シャキッとせんかい、日本人、日本国。 

 日本人は縄文の時代から、日本人なんじゃい。歴女かなんか知らんけど、旅ガイドじゃ在るまいし、世界史、日本史の両面から少しは沈思黙考して見遣がれ。沈思黙考した後は、自分の言葉で歴史を語って見ろちゃ。そうすりぁ、戦後の曇りガラスから脱して、田母神さんの歴史観の正当性が理解されて来まするがね。へへへ。

 幾ら左巻き歴史観で教科書を編算したって、日本人には見えて来る物が在ろう筈だわさ。教科書、戦後教育が幾ら刷り込んだとしても、縄文から連なるDNAの下じぁ、高々敗戦洗脳ヒストリーなんて物は、真っ当な日本人には通用せんわね。

 四の五の言う前に、健さんの唐獅子牡丹でも、唸って見遣がれ。左巻きカタカナ屁理屈、自虐史観の米追従、毒亜圏の嫌がらせなんざぁに踊らされて堪るかの気概が沸いて来ると云う物だわさ。ギャハハ~!!

        唐獅子牡丹 作詞:矢野亮・水城一狼 作曲:水城一狼

      義理と人情を 秤(はかり)にかけりゃ 義理が重たい 男の世界
 幼なじみの 観音様にゃ 俺の心は お見通し 背中(せな)で吠えてる 唐獅子牡丹

        親の意見を 承知ですねて 曲がりくねった 六区の風よ
 積り重ねた 不幸の数を なんと詫びよか おふくろに 背中で泣いてる 唐獅子牡丹

 おぼろ月でも 隅田の水に 昔ながらの 濁らぬ光 やがて夜明けの 来るそれまでは
         意地でささえる 夢ひとつ 背中で呼んでる 唐獅子牡丹

 私ぁ、殊の他、三番が好きでしてね。言を多投してパフォーマンスに明け暮れるマスゴミ、政治界、世相に、すっかり嫌気が差して居たんですがね。祖国日本が、こんな体たらくの戦後民主主義の時代から脱して、自助・共助・連助・公助の垂範率先型社会への『精神の揺り戻し期』を迎える時期が、必ず訪れると祈って居たんですがね。

 漸く、首の皮一枚の処で来ましたねぇ~。安倍さんと言い、田母神さんと言い、良いですねぇ。

 言いたくは無いですが、日本人から礼儀正しさと情が廃れて、個利個略の個権ばかりが、闊歩して身勝手自由が罷り通る。そんな次第で見苦しきも寒々とした経済性人間が、生意気面して幅を利かせているご時世である。

<態は、人を現わす。> 田母神さんは、目は細いけど、背筋が通ってぶれない。見た目は地味でも、消去法を用いれば、残るのは彼しか居ないでしょう。東京都民の皆様、上辺の雑音に感化されずに、常識の赴く処に従って投票行動を為されませ。


    ※幼馴染の観音様・・・日本人の精神のDNAを司る天照大神。
     六区の風・・・浅草の繁華街で映画街、ストリップ劇場が在った場所。
     積り重ねた不幸の数・・・戦前を全て悪とする戦後自虐史観、日本史の矮小化への反省。
     おふくろ・・・私はおふくろを日本、日本の国体に重ねて居ます。

       へへへ、皆さんには、どんな心境風景が浮かび上がるんでしょうかね。


心何処ーショート 今日は晴れる。との予報では在ったが。
             今日は晴れる、との予報では在ったが・・・(1/25/14)
 暖かい朝では在ったが、お天道さんは灰色雲の中である。朝食後のお茶を飲んで、四畳半定位置でモーニングコーヒーを遣って居ると、Tからのお誘い電話である。

                沢庵漬けを出して、ビニール袋に入れて置く。

 暖かいには違いないが、お天道さんの輝きが無いと気分がイマイチ高揚しない次第である。スタバ二階席は、おやまぁ~、満席のお勉強空間である。へへへ、お勉強は歓迎では在るが、一過性のその場凌ぎの勉強では、勉強の元は取れませんがね。

 先々日の事である。NHKローカルニュースでの天気予報時に、<明日は-1℃だって。水道は凍らないよ。楽出来るよ。>の妖怪様のニコニコ顔で在った。妖怪様のお仕事は、私に対する天気予報の口伝えで在る。

<何を、馬鹿な事を言ってるんだ。今現在(夜の8時)が-1℃なんだから、そんな事は在らすか。そうか・・・。きっと1と7を書き間違えて、その放送原稿を棒読みしてるだけだろう。昼間は衛星放送で雲の動きをモニターしてるから、外れは少ないんだろうけど、夜は雲が映らんから、外すんですがな。

 晴れで放射冷却が進むんだから、何時も通りに-8℃以下に為るわな。こんな事ぁ、小中学生の馬鹿小僧だって、授業中、鼻糞穿ってたって、分かるずら。言いたかねぇが、専門職の気象予報士なんだから、その位は暗算で1と7の誤記に気付くでしょうが~!!
 
 そんな事だから、資格プライドが育た無いって事さね。テレビに映る事が目的なんて、醜態を晒すんですがな。子供ニュースの馬鹿女キャスター見たいに、丸で自分が女優か、タレントだと勘違いして、派手なファションして自己顕示欲を晒して居るってぇのと同類ですがな。こんなボンクラ集団に、何が価値なんか在るもんかい。少しぁ、恥を考えろちゃ。そんな浅はか女族にぁ、俺ぁ騙され無ぇぞや。番からK稜生は、馬鹿じゃ無えわさ。」

            翌朝は、あにはからんや、見事に-9℃であった。

「お前の言う通りに為ったよ。天気予報信じて、水道管凍らせた家が多かっただろうね。相手の見えない電話で、きっと文句が続出したんだろうね。」

「あいあい、そう云う事ったいね。机の上での活字勉強だけしてるから、五感での予想・推理・分析が出来無いんですがね。馬鹿は、幾ら丸暗記をしても論理的基礎が身に着かない低能児って事さね。勉強の前に五感を鍛えて常識で物を考えろって事さね。あい~。」

 へへへ、お勉強空間に水を差す様な下衆感想から始まった今週の好色ヤクザもどきトークである。
 
      Tはこの処、ベトナム戦争を扱った映画を二連ちゃんで見て居るそうで在る。

 映画の話に為って、私も面白い物を見付けて居たからお披露目をする。伴淳・アチャコのドタバタ喜劇の白黒短編映画である。25分、29分物で新東宝映画である。出演者は
 日本喜劇の錚々たるオールキャストの態で在る。映画を観れば、その当時の時代背景、その当時の日本喜劇の地位が見えて来る。

 伴淳さんは若くハンサムで、持ち味の訛りも薄かった。へへへ、<役者に歴史在り>の好い物を見せて貰った物である。

 ネットの動画コーナーは、過去を知らない団塊世代には、時代と云う物の一端が覗ける様で、真に有意義な時代考察が出来る代物である。

 本日は、一日遅れのスタバトークでは在るが、長身・帽子被りのご婦人の姿も見えたし、土曜常連の子連れ婦人の顔を観る事も出来た。長身・帽子のご婦人とは、近くのスーパーでも顔を観た次第で、若いに似合わずベビーカーを押しての買い物で在ったから、孫持ちである。スタバに来て、読書をして行く夫人である。スタイルも良いし、雰囲気も在って、着る物のセンスも在る。

 お互い、常連客であるから、話を交わしては見たい物の・・・ 一人読書をするご婦人は、如何も好色ヤクザもどきコンビからすると、バリアの高過ぎるニョショウである。

    まぁ、頁の捲り速度から云って、多分にカッコ付けなんでしょうけどね。イッヒッヒ!!
          下衆の勘ぐりで、Tに一つ質問をして見た次第である。

「助平と好き者との違いは、何処に在るんだろうね。」
「Rの場合は、助平と好き者が同居して居る。俺の場合は、好き者だけだ。」
「ほぅ~、そうかいね。解った様な解らん様な線引きだわな。」

 久し振りに外ベンチでのパッパタイムをして、ホームセンターでウズラ飼いの参考と為る物を物色する。へへへ、あれやこれやと代用と為る物を物色するのは、楽しい物である。

 ふ~む、材料費だけで5~6000円もして仕舞うか・・・ 犬猫の屋内ケージコーナーを物色すると、3000円以下のケージが在った。屋根を工夫すれば充分に使える。目星が付いて、春を待てば良かろう。そんな話をすると、Tが使わ無く為ったケージが在る筈だから、探して見るとの事である。へへへ、これで儲けた。

 スーパーでの食材探しの折に、<爺っさの魚は、何が良いかな>言うから、<貰い物で美味い切り身が在るから、持って行け>とプレゼントする。

 本日、晴れの春日との予報では在ったが、またまた外して仕舞った灰色雲が覆うお天気さんである。学歴、資格は、巷に氾濫するが・・・、困ったご時世でもある。兎も角も、今年は野鳥が、忽然と消えて仕舞った感のする次第でも在る。

心何処ーショート 本日、春日為り。
                    本日、春日為り。(1/24/14)
    温度は春並に高いと云うが、風の寒さで在る。乾燥には良いだろうから、布団を干す。

 日差し眩しい部屋の中から庭を眺めて居ると、何かをしたく為る物である。そんな中で親子の話題に為ったのが、鶏の話である。ニワトリと云うのであるから、庭鳥で庭に放し飼いに出来る物なら楽である。

 西部劇にしろ、時代劇にしろ、農家のセッティングには放し飼いの鶏が登場する。鶏が生活するには、まあまあの敷地が在る。鶏さえ庭鳥生活をして呉れると、『証文』を書いて呉れれば、それも良しでは在る。
 賭け事・闘鶏の盛んなフィリピィンでは、庭にT字型の止まり木に足に紐を付けた細身の闘鶏用の雄鶏が、極普通に飼われて居た。小さなバラック状のゴミゴミした庶民区域には、何処の家のものか知らない歪性種のヤギ、雌鶏、ヒヨコ達がチョロチョロして居た物である。そんな次第であるから、鶏は庭鳥なのであろう。

「決めた時間に餌を撒いて遣れば、帰って来るよ。」と妖怪様は、自分の子供時代を思い出して目を細めているが、卵を産むのはメン鳥=雌=女族である。従って、口だけは巧い生き物である。<左様で御座るか、新鮮卵。>などと、迎合して仕舞ったら、大変な事に為る。

 庭で放し飼いと為れば、徘徊猫も共有する庭であるから、雌鶏達の用心棒として、雄鶏も飼わねば為るまい。雄鶏がハーレムを作るのは、同族として歓迎の口では在るが、早朝からコケコッコォー、コケコッコォーと鳴かれたら、ご近所迷惑も甚だしい。

「それなら、ウズラは如何だい? 何回か飼った事が在るだろう。卵も良く産むし。」

 為るほど、ウズラなら面白いかも知れない。夜は取り入れて、昼は家庭菜園にネットを被せる様な形で放して遣れば、面白い観察が出来るかも知れない。春に成って陽気が好く為れば、息抜きに外で一服の時間が増えるのであるから、目、気分の保養とも為る。加えて、何かと打つ足しにも為ろう。

 妄想と云えども、何かしらの体験が無いと、文章打ちは進まない物でも在るからして・・・。

 そんな妖怪様への気分解しをして、四畳半定位置でウズラ検索をして居ると、ラジオでは久し振りに国会中継が始まった。国会中継と在っては、テレビも見る価値が在る。

 妖怪様の日差し一杯の部屋で、座布団に枕、毛布で状態を日光浴させて見て居る間に、コタツの温もりに大鼾を掻いて寝て仕舞った。

              遺憾いかん・・・今夜は、長い夜に為りそうである。


心何処ーショート ドラマ作りも、大変なんでしょうね。
               ドラマ作りも、大変なんでしょうね。(1/23/14)
 夜は冷え込んで、太陽と共に寒気は緩んで庭の氷柱も溶けた。風呂を妖怪様に譲って、三時過ぎに薬を貰って呉れば良いだけである。

 昨日の昼散歩時には、台風18号で大きく抉られた個所に黄色の大型バックフォーが入って、流れを変えての修復が行われて居た。工事人には役得で、さぞや大ヤマメの収穫が在ったと思いきや・・・小さなハヤばかりであった。

 道理で河川敷散歩でも、<今年は魚影が薄かった>訳である。と思う反面、全体的に魚影の少なさに、何らかの異変が生じて居るのかもしれぬ・・・と、心配に為って来る次第でも在った。

 冬至を過ぎて、早や1カ月である。太陽軌道も上がり、家の中で感じる光線の明るさに幾ばくかの春の色を見付ける事も在る。

 昨日の『相棒』は良かった。ゲストスターの尾美としのりさんは、私の好きな役者である。主演の水島豊と尾美としのりの両役者の持ち味が、良く出て居た感じで在り、大人のドラマとして好い出来であった。

 本日・木曜日で『科捜研の女』では在るが、刑事部長が田中研から金田明夫に為って、今までの<抑えたチームプレー劇>に変化が出て来てしまった。

 彼は芸達者な個性派役者には違い無いが、癖・灰汁が強過ぎるから、どちらかと云うと沢田靖子の無色透明感の持ち味で、チームプレーに徹する科学性?でロングシリーズとして地位を確保して来た『科捜研の女』には、ミスマッチの感がして仕舞う。

 金田明夫と云う個性とバタ臭さの役者の投入で、云う為れば今まで大事にして来た<全体のトーンに齟齬>を来して仕舞うのでは無いだろうかとの危惧が先に立って仕舞う次第である。

 金田明夫の個性の強さに対抗するには、若村麻由美の出番を多くする演出が必要と思われるが、・・・ 彼女の出番が大きく為ると、沢田靖子が小さく為ってしまう。内籐剛志の個性には、金田明夫はマッチッングするが、・・・いやはや、演出家は視聴率、他ドラマとの差別化で結果がどう出るか、路線変更が吉と出るか凶と出るか? 

 ドラマの成功・不成功は、下衆の一視聴者にも及ぶのであるから、ドラマ関係者には胃の痛いワン・クールが始まるのであろう。如何なる演出が出て来るかが、興味の湧く次第でもある。

 何事も人間の制作物は、総体として創り上げて行こうとする構成員の総合作品である。一つの土俵の中で、好い物を創り上げて行きたいと云う協働行為の集積過程でも在る。其処には構成員各員の作品に掛ける想いのコミュニケーション、役割分担と云うプロ根性、束ねとしての人間指導力が介在して来るのだろう。

 スポンサー、製作者、監督、脚本家、役者、スタッフ、視視聴者と諸々の世界で成り立つ訳であるから、大変な修羅場なのかも知れ無い。へへへ。

 其処へ行けば、下衆の私なんざぁ、気楽な物である。好きな青江三奈のセクシィなハスキーボイスのCDを聴きながら、もう直ぐ三時に為る迄の間の日誌ブログを打って居るのであるから。ギャハハ~!!


心何処ーショート マフラー巻いて、ちょいと。
        マフラー巻いて、ちょいと外気を吸って来ましょうかね。(1/22/14)
 
 さて、昨日の事である。1時20分に為ったので、沢庵、野沢菜を切り、カットカボチャを皿に載せる。

「こんにちは~。」
「どうぞ、勝手に入ってお呉れや。」

    ケアマネさんのHさんが靴を揃えて上がって、支度の出来た妖怪様の部屋へ行く。

「Rさん、何のお構いも無く。」
「何を言ってるだいね。月に一度の恋人さんの御訪問ですがな。相変わらず、漬け物しか無ぇからね。」
「わぁ、恋人にして呉れるんですか。嬉しいですね。お婆ちゃん、相変わらず息子さんは口が上手で、喜ばせて呉れる。アハハ。
 如何ですか。寒いから、身体大変でしょう。痛く無いですか。お正月は、賑やかだったですか?」

       こんなウォーミングアップから始まった、今年初のケアマネさんの訪問で在る。

 些か気難しい婆さんの、極少ない相性の良い婦人の一人である。Hさんも屈託の無い笑いで、聞き上手な女性であるから、好色戯け話を信条とする私には、打って付けの御仁である。自宅介護の家庭を何十軒も巡回担当する職務である。好い所ばかりでは無いのが、人間娑婆の実相である。

 吾が家に来たら大いに寛いで、そのお人柄の良さを振り撒いて行かれるのが好いのである。妖怪様も、すっかりリラックス気分で月に一度のお喋りの主役を演じるのも、『百薬の長』とも為る。お天道様も、好いお人と繋げて下された物である。感謝感謝ですがな。

 私の方も猪口才な女二匹を向こうに回して、格好の天敵・女族への口撃三昧を仕出かして、『敵は百万在り』とても、薙ぎ倒して<男ハーレムの気概失わず>である。

      お茶に、漬け物、戯け画ファイルを口の潤滑剤として、月に一度の無礼講で在る。

「ふん、そんな<お為ごかしの女の台詞>なんざぁに、騙されて堪るか。俺ぁ、自慢じゃ無ぇが、『騙され通しの日陰道の修験者』よ。
 そんな綺麗事言葉に騙されると思ったら、大間違いよ。笑わせるな。化粧落とした位じゃ、女狐の正体露わさねぇだろう。
 煙で燻して燻して、脳天を竹箒でブッ叩かなきゃ、正体が見えて来ねぇずらよ。選んだ相手が、悪過ぎらぁね。飛んで火に居る夏の虫ですがな。あい~。」

「良く、言って呉れるじゃんねぇ。誰に生んで貰ったの。そう遣って、女二人を前に生意気口叩いて、女が居無かったら、如何するのよねぇ。お婆ちゃん。負けちゃ駄目だよ。」

「何を扱きぁがる。女同士で結婚して、子供が出来るか。男が居無きゃ、世の中、廻りませんがね。女の好い加減さは、亭主の稼ぎは自分の物、自分の稼ぎは自分の物ってな『女天動説信仰』じゃ無ぇか。はしたなさのオンパレードじゃがね。

 とどの詰まりが、女→カンナ女→妖怪。是即ち、溶解脳味噌の為せる業って事だいね。冗談じゃ無ぇぞや。女に丸め込まれちゃ、男の御柱が立たんぜや。

 頭丸めてスキンヘッドで灼熱地獄、酷寒地獄に身を置いて、あれだ、心頭滅却して、心眼を磨けば、女の正体見えたり、女狐。幽霊の正体・枯れ尾花ってなものでさ。宇宙の真理は、女天動説に非ずして、男地動説の理ですがね。」

「きゃぁ、またまた始まった。R節が~!! でも、お漬物も、カボチャも美味しいわ。女の仲間に入れたい位だわ。男にして置くのが勿体無いわ。アハハ!!」

 おのれ~、女共めが、吾が渾身のカボチャ煮を目を細めて食べて居遣がる。舌の味覚よりも、脳味噌のセンサーを稼働せずして何とするかである。ったく!!

「おっ、この女共が、屁理屈じゃ敵わないと思って、早速、懐柔の<話題逸らし>と来たもんだぜや。高齢化社会は仕方が無いけどさ。
 世界中に、カンナ世界、妖怪世界が蔓延しちゃったら、世界は完全に溶解世界に為っちまってさ、末法の世ですがな。
少なくとも、男女同一の寿命世界を創るのが、地球人類の緊急の課題ですがな。ギャハハ!!」

「お婆ちゃん、美味しい物食べて、こんな話が出来て、毎日が楽しいでしょう。だから、頭が確りしてるのよ。勉強に為るでしょう。」

「もうもう、頭も耳も口も駄目に為って、何を言われてるか。お恥ずかしい限りで、何も解らなくなってね・・・
 私に学が在ったら、少しは相手して遣れるのに、何から何まで、世話に為ってるから、『反撃』も出来無くてね。毎日、女を目の前にして、女の悪口三昧でね。女が好きな癖して、憎まれ口ばかり利いて。
 でも、父さんも女好きだったから、血は争えないと、諦めてるんだけどね。毎日、針の莚だよ。こんな子に為るとは、夢にも思わなかった・・・。」

「Hさん、聞いたかよ。第三者として客観的に聞けば、良く滲み出てるだろ。これが『女の本質』だんね。ヨーロッパ中世以来の『女天動説』って事だいね。
 俺ぁ、親元を離れて幾ばくかの高等教育を身に着けてもさ、妖怪様を相手の閉じ籠り生活が長く為り過ぎて、子は親の背中見て育つじゃ無ぇけどさ・・・気が付いたら、女天動説に抗して、独り男地動説の橋頭保を作ってるって寸法さね。
 大所・高所の観察眼も無けりぁ、最大の思考力開発ツールの反省心ゼロと来た日にぁ、お釈迦様だって、匙を投げらぁね。
 先頃、陸軍中野学校出身の小野田寛朗元少尉が靖国さんに召されたんだけどさ。<俯瞰の目を持ち、真理を探究する男族は辛い>よね。へへへ。」

「ええ~、そこまで行っちゃうの~。Hでカラフルな絵を見せ付けられて、文章見せ付けられて・・・完全にすっ飛んでる~。今日も、頭の整理に頭がクランクラン。丸で新作落語の世界なんだから。Rさんの御講話は凄い。私が月に一度聞いて居るだけじゃ、勿体無い。」

「そうそう。喫茶店も、公民館も貸して呉れるって云うんだから、遣って見ろって言ってるんだけどね。いざと為ると、腰の重いグウタラ男でね。話しが上手なのにね。ふふふ。」

「そう遣って、馬鹿にしてろ。俺ぁ、小心者の口下手、奥ゆかしい男じゃがね。これ以上、女の悪口扱いてたら、散歩中に何処から、石つぶての総攻撃が来るか解りぁしねぇよ。
 昔から、<脳味噌ある豚は、臍を隠す>って諺も在らぁね。駄目だ。観客が悪過ぎるぜや。俺のエスプリが伝わっちゃ居ねぇわさ。嗚呼、<白鳥は哀しからずや、空の青、海の青にも染まず漂う>って事だいな。阿保臭~。
 以上、本日の講義は終了ですがね。女の減らず口にぁ、男は逆立ちしても敵わねぇわさ。あい~。」

 明けて、本日は予想に反して暖かい。凍傷萎れに陥って仕舞ったシクラメンが、息を吹き返し始めた。先日のスタバトークの折に、Tに聞いた処を実行しての大効果である。

 何時だったか、Tがニヤニヤして、『よもや、Rとこうして、野菜、花、花木コーナーを回るとは、想像もして居なかった。』と言った物である。現役を離れて、親の介護をする日々の中に身を置いて居ると、仙人で無くとも人畜無害の視線が拡がって来る物の様である。

 風が在るから、ちょいとマフラー、厚着をして、外気を吸いに近場散歩でもして参りましょうかね。へへ、これも未知との遭遇である。


心何処ーショート メモリアルソング
                   メモリアルソング(1/21/14)
 ハハハ。起きて仕舞ったら、一時間以上も早いでは無いか。目ざましを掛けて寝直す訳にも行かず、布団を上げた次第である。ゴミ出しをすると、東のお山も西のお山も、灰色の中に吹雪いて御座る。台所の不凍栓を開けて、朝の始動開始である。おお寒い!!

 午後一でケアマネさんの来宅でも在るからして、真面目掃除でもして置けば良かろう。予報と違って雪も雨も降らずに、晴れの模様である。

                 取り入れて置いた洗濯物を外に干す。

 妖怪様の部屋を覗いて、<一時間間違えて起きて仕舞ったから、未だ寝て居て呉れ。>と言って置く。空気の総入れ替えで掃き掃除をして居ると、妖怪様もヨロヨロと着替えを始めている。然すれば、洗顔中に妖怪様の部屋を掃除して、些か寒かろうが充分の換気をさせて頂く。然程の寒さでは無いから、玄関鳥も軒下に吊るして野鳥に為って貰う。

                   長芋を擦って、朝飯とする。

 一時間早いと、余裕である。四畳半定位置で<青春のメモリアルソング2>のCDを聴きながら、熱々のモーニングコーヒーを飲んで居ると、ヤクルトママさんのコールである。

 流れている庄野真代の<飛んでイスタンブール>に、ヤクルトママさんは知らない曲だと言う。へへへ、ホンマかいな。そんなに歳が違うと云う事であるか・・・。

                 然しながら、これは名曲の一つである。

 昨夜はYouTube繋がりで、海上自衛隊儀礼隊の葬送曲としての<同期の桜><海行かば>の演奏を観て居た。私は音楽1の劣等生であるから、難しいアレンジの程は知らないが、葬送に相応しい鎮魂のメロディで在った。

『同期の桜』を奏でる海自の白軍服のトランペットの響きは、真に沈痛の響きで、トランペット奏者の吹く音色は、恰(あたか)も無二の戦友を悼む感情の迸りの様にも聴こえ、私は何度も鳴咽した。

 メロディの歌詞と同時に、私の脳裏に去来する歌詞は、アイ・ジョージが歌う『戦友』で在り、鶴田浩二が歌う『異国の丘』でも在った。

             儀礼兵達の三発の銃声が発射されて、霊魂は地上を去る。

          続く重厚なる『海ゆかば』の調べは、魂の靖国神社への葬送に結んで居た。

                   嗚咽に、何の理屈が必要だろうか。

 世には、軍歌を軍国主義の象徴として忌み嫌う人達も居る。時として、それは戦意を鼓舞する曲調に為り、時として葬送としての曲調にも為る。それは、曲は同一で在ってもである。物事は表裏一体の存在にして、両面を備えてこそ、存在は生き続ける物としての名曲の一つに昇る。そんな思いの証左が、窺がえる一時でも在った。

        ★まぁ、そんな事を言っても、仕事中のママさんには、迷惑な話である。

         久し振りに何枚かの戯け画が溜まって居るから、ママさんに見て貰う。

 ママさんは、ペラペラ絵を捲って曰く。

「この頃、自画像が、そっくりに為って来たじゃないですか。でも、駄目ですよ。こんなHな絵ばかり描いて居て。」

 へへ、いやはや、釣れ無いご評価を頂戴して仕舞った物である。とほほ。

 さてさて、曇って来て風が出て来た。軒下俄か野鳥さん達も、寒かろう。取り入れて、廊下の日当たりに並べて、本日分のマンネリ日誌でも打って置きましょうかね。


本日の一枚
                          本日の一枚
                    
                          天空の美女
                        天空の美女_001

           毎日、寒い日が続きます。この時季、風邪は禁物で在りまする。

 深々と冷える夜、コタツで気分だけは妄想暖房で相も変わらずの戯け画を描いて、就寝時間を待って居た次第でありまする。描いている内に、恵も言われぬニヤニヤ笑い、助平心で布団の中では在りましたが、好からぬ魂胆が災いしてか、天空の美女は現れず、風呂水道凍結で、朝はバタバタをして居りました。

 漸く風呂も沸いて、寒い日は風呂でウォーミングアップが一番で在りまする。とほほ・・・。


心何処ーショート 明日は、大寒の入り為り。
                  明日は、大寒の入り為り。(1/19/14)
 夜半のチラついた雪は、朝方、ガリガリと雪搔きをしていたのでは在るが、薄っすらと雪化粧した朝日の輝きである。本日、日曜日であるから、もう少し布団の中に居ると致そうか。ラジオを聞きながら、寝床の一服を燻らせる。

 餅を焼いて、それをカップ・スープの中に入れて、漬け物で手抜きの朝飯とする。へへ、これが好い具合でマッチするのであるから、餅とは重宝なものである。

 カップ麺が世界を席巻して居るとやらで在るから、飯の保存食・餅もカップ雑煮でバンバン輸出して、日本の食文化を世界に蔓延すれば良い。日本のアニメが、クールジャパンの大流行との事で、海外からの旅行者も多いとの事でも在る。

 反日・排日・告げ口外交の毒亜圏には、論より証拠で日本の食を輸出すれば、それの方が余程、大人の対応で在ろう。

      昨夜は早めに床入りして、DVD映画を観ていたので十分な睡眠時間が摂れた。

 ラジオではセンター試験での不都合が、色々取り上げられていた。全国一斉に600か所以上で画一的足並み揃えの試験が実行されるのであるから、全てに於いてドンピッシャリと収まる筈もあるまい。フォローが利いて居るのであるから、織り込み済みの聞き流しで好かろう。

 然しながら、これが大きなニュースと為るから、『日本精度』が保たれるの側面もあるのだろう。

 5人の倅を受験勉強に送り出した妖怪様は、<受験生の母としては大ベテラン>だったには違いあるまい。そんな遠い記憶の欠片をポツンと漏らすから、面白いものである。

 まぁ、それでも怠惰な生き物が人間なのであるから、一生に何度かは寝食を忘れて我武者羅に猛勉強をする一時が無ければ、人間が猛勉強をする機会など無いのであるから良い事でも在る。誰もが、一度は通る道でも在る。

 受験モード満載の時期である。振り返れば、<何で、こんな毛唐の言葉を覚えなきゃ為らんのだ!! コンニャローメ。>と思いつつ、英単語カードを左手で捲りながら、右手でシコシコ亀頭を扱いて居た深夜勉強をして居た物である。国語は漢字を覚え、長い文章を速読して、要旨を何字以内で纏める。世界史はひたすら年号を覚えて、大国の興亡史を俯瞰して頭に叩き込む。

 いやはや、覚えなければ点数が取れないのが、<人の常>で、私だって、それなりに勉強して居たのである。ギャハハ~!!

 所詮、勉強などと云う物は、孤独な一人作業である。甘えたら、物には出来ない<脳の田植え仕事>ですがな。

 豊かな時代とは云え、皆勘違いして、やれ環境・環境にばかり重点を置き過ぎて、本来の孤独な一人作業の領域にまで手を入れて捏ね繰り回して居るから、折角の勉強知識が、実践力を伴わなう知見の域に達しないのでは無かろうか。

 一種の抜け駆けの様な塾、予備校など云った試験テクニックの伝授装置を網羅させて、試験が終われば、『はい、それま~で~よ。』で、思考停止をしてしまう。試験テクニック&質よりも学生数欲しさの大学経営では、分数計算、小数計算、一人では学食も食べれずに、人間関係に悩む引き籠り学生の生活指導にまで、大学がフォローすると云うのであるから、<学生=お客さん=儲け原資などと云う本末転倒の大学運営の蔓延>としか言い様が在るまい。

 折角覚えた物を活用しないとは、真に勿体無いの極みでも在るが、勿体無い以前に、そんな輩は進学資質に乏しいと云うべきであろう。
 詰まりは、自分が努力して掴み得た物ならば、人間は自分の努力の象徴をそう易々と『没』になどしない。一代のスター選手の姿を見なされや。正に、血と涙と努力、運に依って勝ち得て来た標(しるし)を、簡単に手放す人間など居ないでは無いか。 
 
    へへ、本日は年寄り染みたこんな事を打って居る次第ではあるが、これには伏線が在る。

 昨夜のNHKラジオの若者番組に、嫌悪感が生じて早々に切って終った経緯が在る。毎週の事では在るが、これが当世若者テイストと云う物なのだろうが、ロートルとしては、何が面白いのだろうかの嫌悪感しか湧いて来ない次第である。
 折角、NHKを聞いて居るのであるから、正しい日本語音声とテンポを期待して居るのであるが、日本人の人口ピラミット上、ダントツの膨らみを持つ団塊世代以上の層は、全くのマイノリティなのであろう。

 日頃の少子高齢化・成熟社会の常套句は、単なる世相の枕詞だけに終わって居るのであろう。そして、もう一つ、ネットの討論番組を拝聴して居ると、良く喋り捲る女流ジャーナリストが居た。いやはや、女史殿は自分をオールマイティと錯覚して居るのだろうが、知って居る事は全て、言葉にして喋らないと気が済まないご仁の様である。

 へへへ、男社会だと徹底的に嫌われるタイプである。『言わずもがなのニヤリ顔』も無ければ、言を他人に譲るの『懐の深さ』も感じられない。一々、言が細か過ぎる。これでは、聞く方が疲れてしまう。過ぎたるは及ばざるが如しの<腹八分>が分からない様では、困りまするがね。言は人を現わすでは無いが、自己主張の顕示欲ばかりでは、女性の進出社会の未来は物には為りませんぞね。

 中山恭子女史、長谷川三千子女史の方が、余程可愛らしくて、素直な気持ちで心に落ちる言葉と雰囲気を下されまするがね。言いたくは無いが、柔らかな包容力を持った雰囲気こそが、人の心を覆い浸透させると思いなされや。へへへ、角が在る内は、伝わり難いのが人の常でヤンすよ。

 こんな事を二畳小部屋で打って居ると、庭のアンテナにジョービタキのバルディナさんの姿見せである。

「おぅ、久し振り。息災で在ったか。良かった、良かった。」
「私、そんなに軟じゃ無いわよ。如何? 羽毛もぴったりしてて、グットスタイルでしょ。ほら、カーキ色のアクセントも、陽に映えてるでしょ。ふふふ。」

 サッと上がり石の上に下りて、尾羽をタクトして、今度は廊下の下の地面に降り立って、餌拾いをして居る。今度は、私の八畳の縁の下に行って、チョコチョコして居る。可愛い姿を一杯に見せて、フェンスに止まって、此方を観ている。

 北国の観音様の姿見せが終って、何処かに飛び去った。へへへ、同じ雌なのに、ジョービタキさんの方が、余韻十分の姿見せの奥義を心得て居なさる様である。

    然すれば、感謝の心付けとして、生き餌のミルワームを捲いて置きましょうかね。

 一時の雪雲は払われて、青空高く円を描く鳶二羽の飛翔である。コタツから見上げる空は清々しいが、戸を開けると其処は零下の気温である。センター試験が終わって、明日は大寒の入りで在る。日は長く為れど、信州酷寒の日々は続く為り・・・。


心何処ーショート 本日、早や土曜日で在るか。
                本日、早や土曜日で在るか。(1/18/14)
 連日、寒さ続く寒冷地・信州である。朝の妖怪様との御挨拶が、『おお寒い、嫌じゃ嫌じゃ。人間の反省心が足りんから、お天道さんの祟りじぁ~!!』でのお茶飲みであるから、堪った物では無い。

 水槽金魚も、餌残し。外の土埋めネギも、コチンコチンの冷凍ネギ。鉢植えシクラメンは、凍傷の萎れである。

 寒いと、断然に灯油の消費量が多く為る。灯油消費量抑制策としては、布団暖房が一番なのでは在るが、そうも行かないのが習慣性動物の切なさである。

 起きて、戸を開けて空気の総入れ替えと埃の掃き出し、人間の食事が終われば、玄関鳥にも餌、水を与えねば片手落ちである。朝のご機嫌伺いをして、四畳半定位置でモーニングコーヒーを飲んで居ると、ファンヒーターが、ボコボコ音がする。灯油切れである。

 灯油を入れて来て、本日分の日誌を打った後は、布団の中で漫画本か、西部劇DVDでも見てウツラウツラするしかあるまい。へへ、困った物である。

 午前中までは、青空でお天道さんの輝きでは在ったが、午後からは薄曇りのお天気さんに下って来た。

 今は、一つ大いなる疑問が在って、それを何らかの形で文章物語化して見たいとは思って居るのであるが、中々、その取っ掛かりが見えて来ずに、スキンヘッドをカリカリ掻いている次第である。大袈裟に云えば、妄想想念が錯綜して態を為さぬモドカシサと云った次第である。

 何だかんだと言っても、錯綜状態では形の輪郭すら構成出来ないのであるからして、輪郭が定まらなければ、本線も引けない。本線が引け無ければ、彩色も不可能である。従って、妄想を走る馬の尻に鞭打つ事も出来無い。

 まぁ、沢庵漬けとても、大根干しから始まって漬け込みの後2カ月弱の低温発酵過程を潜り抜けないと、食卓の友、お裾分けにも為らない次第である。そう考えれば、目下のモヤモヤは、大根の水分抜きの干しの段階と云う事に為ろうか。ローマは一日にして為らずでも在るからして、妄想麹を振り撒いて置けば、後は低温発酵宜しく妄想菌が稼働して、何時の日にか、それなりの妄想道が敷かれて行くのであろう。

 原発の休店状態で、火力発電に回るエネルギー調達費は4兆円を上回る経済圧迫だと云う。バブル崩壊時には、銀行の不良債権充てに、莫大な血税が投入された。その大義名分は、金融は経済の血液との事であった。
金融と同時に電力エネルギーもまた、経済の血液なのだろうが、余りその観点がマスゴミ界からは出ずに、原発の危険性だけが取り上げられ、老老元総理コンビのシングル・イシューでの小泉劇場型選挙の構築に、世のマスゴミは誘導して行こうとしている。

 何を遣らかしているんじゃい。高偏差値就職者の好い加減・低能振りには、空いた口が塞がぬの体たらくである。ジャーナリストに非ず、瓦版屋でしかあるまいに。へへへ。

 ちょいとその前までは、首都圏直下型大地震のシュミレーション報道を垂れ流して居たにも拘らず、再度の原発悪魔像を持ち出して報道ミコシを担ぎ出そうとしている。
 在る時期、フォーカス誌なんて物が大流行して、ラブホテル前に張り込んでは、著名人、政治家、芸能人の秘め事を曝け出して、商売の口にして居た物である。

 巷には私の様な下衆人間が溢れ返って居るから、見て楽しむのは面白い物だが、世の中の主流がそう為って仕舞えば、一時、助平の魔が差したと言っても<人間とは真に戻る物>でも在る。

 そうで無くては、日本人も毒亜圏の国々と同一の低民度に落ち込んで仕舞うと云う物であろう。もう、日本国民の大処は無責任好事魔の瓦版記事・報道にはウンザリして居るのである。

 自惚ればかりが先行して・・・空気作りが、空気を読めない集団とは、如何な物か。マッチ・ポンプの専売特許集団の前に、巷の個人がネットで自分の感想・意見を発信出来る様な時代に為って仕舞ったのであるから、一人二役のマッチポンプ・百地三太夫の独壇場だった時代とは、すっかり様変わりして仕舞ったのである。

 少しは市井に入って、市井目線で風景、物事を自分の五感、頭で感じ取って、考えて見為されや。あい~。

 大映映画<忍びの者>では、伊賀流忍者の祖・百地三太夫を演じた伊藤雄之助さんが、米、毒亜のエージェントか否かは、完全に妄想域の次第では在るが、一人二役のマッチポンプ機能に個人ネットの楔が打ち込まれて仕舞っては、右も左もヌクヌクと戦後体制を維持出来無く為って居る日本の中道潮流では無かろうか。ギャハハ~!!

 そんな意味で、今回の東京都知事選の模様を、日本人の精神の揺り戻しとの関連で注視している次第である。へへへ、これも吾が生きた社会観察にして、歴史との対峙でもある。

 さてさて、日誌のボリュームも出来て来た。布団に潜り込んで吾が妄想に身を任せると致しましょうかね。底辺貧民は、省エネ対策を励行するが肝要なりである。


心何処ーショート 未だ、生きてるよ。
                  未だ、生きてるよ。(1/17/14)
 昨夜は、何回もトイレに起きて仕舞った。半纏を頭から被って朝を迎えた次第であるが、何時もより一時間半も寝過ごして仕舞った。外はうっすらと雪の曇天である。

 遺憾いかん・・・妖怪様は腹を空かせてのお待ちかねで在ろう。ササッと朝飯の支度をする。野沢菜もベッコウ色に為って来て、味が染みて来た物である。底辺貧民食卓には、欠かせ無い信州の漬け物で在る。

 本日金曜日、スタバトーク日である。水槽補給水を川から汲んで来て、補充する。PCを開くが時間が中途半端であるからして、夢奇譚第22部の小冊子を作ると致そうか。本文を印刷に掛けて、挿し絵をハーフサイズに印刷して本文に挿し込む。
 
             そんな事をして居ると、Tからのお誘い電話が鳴った。

 朝、試食した硬大根も漸く漬かり始めて来たので、二本出して置く。先週はインフルエンザに罹った孫受けで、割愛した金曜トークであった。

 スタバ二階席は、お勉強空間で満席の盛況振りである。T曰く、センター試験が近いのだろうとの事である。その中に、前回の漫画本ケタケタ笑いの少女も居たのだが、少女も人の子である。周りの雰囲気に圧倒されてか・・・、大人しく漫画読書の態で在る。

「この前さ、あんまり起きて来ないから、心配に為って部屋覗いたら<白髪頭に動き無し>でさ。足音を忍ばせて、上から覗いて居ても息をして居るのか、して無いのか・・・ それで右京警部に倣って、鼻に手を当てて呼吸を確認し様としたらさ。
 パチッと目を開けられて<生きてるよ。>って、睨まれちゃったいな。へへへ、罰が悪いと来たら、岡目八目よ。」

「しょー無いさ。何しろ、相手は妖怪様だぜな。家の糞爺っさだって、そんなもんだぜ。<おっ、馬鹿倅、俺が死んだと思ってからに。死んだ振りして、からかって遣るか。馬鹿め、どんな顔するか、見物だ。こりぁ、面白い。ひゃひゃひゃ。>なんて処が、魂胆さ。俺も、一度や二度経験してるわさ。『目は、口ほどに物を言う。』ぜな。アハハ。」

「そりぁ、そうだ。反対の立場に居りぁ、そんな<からかい気分>も出て来るもんずらいな~。四捨五入の百歳婆っさ、爺っさも、所詮は人の子、悪戯っ子、憎まれっ子、世に憚るって、古典の諺も在るしな。
 まぁ、そうで無くちゃ、親子の面白みも出て来んしな。他人のカカァにぁ、遣りたくても出来無い悪戯だいな。ケッケッケ!!」

 いやはや、のっけから話に弾みが付いて仕舞ったから、南の糞爺っさ、北の糞婆っさの揚げ足取りで、蓄積した介護愚痴話のお披露目会と為って仕舞った。

 然りとて、お互い出来の好い孝行息子であるから、其処は武士の情け、身内の惻隠の情に鑑みて、公開するのは憚れるが、よもや倅からの罵詈雑言が浴びせられて居ようとは、<お釈迦様でも知るめい>ってな内容である。

 相手のTの特技が<声色使い>と来て居るから、好色ヤクザもどきのロートルコンビは、笑い放しである。お受験連中には申し訳ないが、精々勉強した処で、何十年か後の姿としては、ロートルコンビの未来が待ち受けて居るだけの事である。俺達だって、遣らなきゃ為らなかった時には、目を三角にして勉強してましたがね。ギャハハ~!!

 東京都知事選に就いては、往生際の悪い連中のお遊びの感との事。政界引退した爺は、往生を悟って、精々が<未だ、生きてるよ。>位で、時々、死んだ振りの目パッチリが、世の常識だと思わ無ければ為らないとの由であった。

 さてさて、今日の昼飯は、生寿司でも遣って行って遣ろうか。毎日、菜っ葉と沢庵ばかりだと、妖怪様も栄養失調に為って仕舞う。へへへ。

     レジに並んで居ると、私の方が順番が早いのに、私の顔を見て避ける男が居る。

「おい、T。世の中には、失礼な奴が居るもんだ。俺の顔見て、あっちに並び遣がった。」

「あっ、そりぁ当然だ。世間の常識の目から見たら、Rの後ろに着いたら、金を払わされちゃう。生きるって事は、常識の目で見て、距離を置くって事だぜな。」

「そりぁ、何だ。俺は獰猛な野獣って事かいな。」

「世間の目は、誤魔化せ無ぇずらよ。紋紋の刺青入れてたって、Rのスキンヘッドにその目付き、相撲取りの身体、真っ黒けのISO規格品見せ付けられちゃ、刺青の御利益もすっ飛んじゃうぜや。
 大体、自分が人畜無害なんて『大錯覚』してるから、付ける薬が無ぇんだよ。少しは客観・常識の目を持たにぁ、誰も骨を拾っちゃ呉れ無ぇぞ。無縁仏で、犬が片足上げて、小便のマスキングだぜや。それじゃ、死んでも死に切れんだろ。如何するだや。あい~。」

「何を扱きぁがる。田母神さんじゃ無ぇけど、危険人物と見えても、俺ぁ、本当は人畜無害の好い人なんだぜや。くすんだ曇りガラスの向こう側から人を見ているだけじゃ、澄んだ外の光景は見えやせんわね。毒された世に喝を入れて遣らなくちゃ行かんわさ。ギャハハ!!」

 奈良漬の話をして遣ると、今時、自家製の奈良漬、粕漬けは貴重品だから、欲しいとの快諾である。帰りにプレゼントした次第である。


心何処ーショート 久し振りに、温泉銭湯に浸かる。
                久し振りに、温泉銭湯に浸かる。(1/16/14)
 朝食後の長話を切り上げて、部屋に戻ろうとすると廊下から次兄さんのお越しである。コタツを譲って部屋に入る。お寒い限りでは在るが、無風の好天で在る。偶には散歩方々、温泉銭湯に行って来る事にする。

 散歩量からすると、上の銭湯か、山辺の銭湯にするかである。山辺の銭湯は65歳を過ぎれば無料ではあるが、温泉奉行見たいな馬鹿老人が、デカイ態度で日参している次第なので、ムカッ腹が立つ事も屡(しばしば)ある。
 私は小心者の奥ゆかしい男であるから、無用の争いは避けて、目を瞑っての湯浸かりですがね。へへへ。

        然すれば、地元の浅間温泉の250円源泉掛け流し銭湯で決まりである。

 裏道を通って、市営球場・テニスコートを抜ける。オバちゃん同好会で、テニスに興じて居る一団が在る。オバちゃん同好会を見学する程の暖かさでも無し、目の保養にも為りませんがね。その横を再び裏道を抜けて、上浅間の仙気の湯に入る。

 脱衣所から中を見ると、老人と年配者の二人である。正午の時間帯であるから、のんびりした物である。何時も行く港の湯は、熱過ぎる。此処の湯は、源泉二つの混合湯で、湯花もそこそこに在って、温めの湯であるから老人客が多い。

 湯口からコップで湯を注いで、ゴクゴクと飲んで、湯船に浸かり汗を掻く。汗がジト~と噴き出して来るのを待って、垢摺りにたっぷりの固形石鹸を塗って、全身をゴシゴシ洗いである。再び、源泉をゴクゴク飲んで、湯船にどっぷりと浸かって、ああー、ううー、ふぅ~っ、好い湯だ。と汗掻きを繰り返す。

 私の湯浸かりパターンは、小さい時から進歩が無い。源泉を飲んで内部から汗を噴き出させ、皮膚をふやかして垢摺りゴシゴシで、毛孔・汗腺を全開にさせて、汗補給に源泉ゴクリゴクリで、新陳代謝の活性化を促す。現在は、<仙人の様な人畜無害の生活>を送っている次第では在るが、他人の曇った目には、毒気満載の縄文人に見えるらしい。

 冷水被りの禊は嫌であるから、温泉銭湯に入る時は、飲んで噴き出すの『新陳代謝の回転数』を以って、是、禊の行為を励行して居る次第なのである。ギャハハ~!!

         まぁ大体、こんな処が日本人の温泉銭湯の浸かり模様なのである。

     此処は元共同風呂の商売気の無い小さな銭湯であるから、余所余所しくも出来無い。

 目が合えば、自然と声が掛けられる。年寄りさんは大分、恍惚の境地らしいから、声掛けも負担で在ろうからパスして・・・同年配者に声を掛けると、今年還暦との事で、現役との由。本日、二度目の湯浸かりとの事である。

 餓鬼の頃の話などをして、からかって居ると、刺青をした同年配者が入って来て、湯船に浸かりながら私達の話を聞いて、笑って居る。

 子供の頃から、刺青をした大人達が怖い顔をして湯船に入って居た物だが、同年配者の刺青は、すっかり歳の所為か、嘗ての様なインパクトを感じない次第でもある。若しかしたら、その原因の一つが今時の流行りとやらで、タトゥーなんて、写し絵、下品この上も無い落書き見たいな物が、世に氾濫して居るからなのだろうか。

      趣味の裏サイト動画では、男も女も、タトゥー裸体の氾濫振りで在る。

 へへ、魏志倭人伝の全身刺青の風習を持つ倭人は、東夷と蔑まれた民族で在った由。漢民族為らぬ西洋文明人にしても、全身刺青が究極のファションと為って居るのであるから、人類の時代時代に於ける文化感覚など、如何に好い加減かとの事の証左でもある。ギャハハ!!

 原発反対とやらで、元総理コンビで都知事選出馬、派手な女遊びと離婚歴、婚外子の元厚生労働大臣の出馬と、勝ち目無しと踏んだ議員辞職のお笑いタレント出身者。
 いやはや、政治家諸侯に在っては、痛い痛いの一生消えない刺青よりは、時代迎合の写し絵タトゥーで選挙にさえ勝てば、<官軍の長>気取りって事でしょうかね。

 5000万借用で引き摺り下ろされた都知事選に、佐川急便からの1憶円献金で途中降板した元総理・小泉・竹中路線で日本をぶち壊した張本人がタッグを組んでワン・イシュー選挙の再現だと。

 何が、都知事選の争点だ。マスゴミの野郎共が~、馬鹿も休み休み言い遣がれってな物である。

 日本国民・都民には、記憶力が欠落して居るとでも思い上がって居るのだろうか。往生際が悪過ぎるの図は、<ツーショット老醜>以外の何物でも在るまいに。

 戦勝国マッカーサー元帥には、米付きバッタの様に、忠臣の真を捧げ、一方、東京裁判史観に根差した自縄自縛のお仕着せ占領下憲法を金科玉条にして、日本国旗を下ろして平和憲法を日本国旗として居る悪き国家体制を敷いて、靖国には哀悼・感謝の真も忘れ果てる。一体全体、ナンジャラホイである。言を多投すれども・・・国家の紐帯は衰弱する一方の有り様である。

 戦勝国元帥の統治能力に拍手を送る為らば、同じ軍人としての元航空幕僚長の真っ当力に対しても、それ相応の敬意を表すべきではなかろうか。文民統制化かなんか知らんが、素人に軍の実力が解る訳が在るまい。

 テレビを見れば、兎角、大河ドラマの礼賛沙汰ではあるが、武田信玄にして、<現場の事は、現場に聞け>の名台詞が在った訳でも在る。近くは、土光俊夫さんの、現場第一主義の経営哲学・実践学も在った。

 古くは、古代ローマのカエサル。第二次大戦後もドゴール、アイゼンハワー、ナセルも名だたる大統領は、軍人出身者でもある。日本の幕府創立者も、悉く軍人政治家である。軍人の仕事は、戦闘後の占領地統治が最終課題である。それ故に軍人の地位は高いのである。

 増してや、覇権を争った項羽と劉邦の物語に於いても、項羽を破って前漢を建てた劉邦の馬鹿と云うより他無い、何でも呑み込んで仕舞う途轍もない包容力が、有能の士をを抱き込んで統率する吸引力に、連戦連勝の項羽が天下分け目の戦い・垓下(がいか)の戦いで敗れたとの事でも在る。

  政治家の過去歴を反芻しながら、少しは自分の目で見て、感じて、考え、整理して見為されや。

 温泉でポカポカした身体で、下り勾配である。途中で、個人スーパーに寄って、リンゴその他を買って来る。店も暇そうであるから、ストーブの温もりの中で油を売って帰る。

 コタツでコックリ、こっくりして為される妖怪様に、昼のオヤツ食を共にする。朝の洗い物、米研ぎをして、マイタイムに移行する。


心何処ーショート おやおや、珍客来る。 
                 おやおや、珍客来る。(1/15/14)

      昨日は妖怪様の部屋でテレビを見て居ると、玄関に<こんにちわ>の声である。

<はいはい>と行くと、両手に袋を持った痩せぎすのオバサンが、ニコニコとして居る。これはまた、新年早々に布教のオバサンかいな?? 大体は二人で来る物だが、・・・

「お久し振りです。お母さんの顔見に来ました。」
「えっ。」
 上がり込んで来るオバサンの顔を、しかと見遣れば。
「おっ、○じゃないか。何処のオバサンかと思ったぜや。何十年か振りだな。こりぁ、驚いた。どうぞ。」

 妖怪様の部屋に入って貰い、私はストーブに火を付けて、ヤカンに水を入れて載せる。

「お正月に一緒に来ようと思ったんだけど、来れ無くて。娘の写真見たら、如何しても会いたく為って来ました。身体は痛くないですか。
☆さんに出入りを禁じられていたもんですから。娘がRさんの煮物、お雑煮の正月手料理で父娘とも歓待を受けて、お婆ちゃん、元気に幸せそうだったって話聞いて、今日は五目ごはんを炊いて、持って来たんですよ。
これ、寒いから来て下さい。風邪を引かない様にね。お母さん、元気でとても好い顔してる。会いたかったんだよ。」

 へへ、皺くちゃな手を擦られて、女同志のスキンシップで再会を喜び合って居るの図で在る。部屋から座布団を持って来て、妖怪様の横に置いて遣る。

「家は貧乏所帯だから、漬け物とお茶しか無いぞ。」
「私、台所、手伝いますよ。」
「好いよ。婆さんと話しをしててよ。お茶入れして呉れれば好いさ。」

     彼是、16~7年振りだろうか。ハハハ、直ぐには分からない次第である。

 野沢菜、沢庵、奈良漬けを出して、嘗ての義妹にお茶を入れて貰う。お互い還暦を越えてしまえば、立派な中性域である。妖怪様を核に、屈託の無い子犬のじゃれ合いの様な物である。

 何時も、戯け倅に『女は碌でも無い生き物』と散々に罵倒され続けている妖怪様は、同性の助成に、此処とばかりに<敵討ち>をして来る。カンナ婆、妖怪婆の天敵2を相手に、正統派の男は私一人で在るから、言い淀んで居たら世の男族から大バッシッングを一身に受けて仕舞う。

 お茶で喉を潤して、<飛んで火に入る夏の虫>を相手に、積年の恨み対象・女族殲滅に乗り出す。猪口才な、雁首揃えて、返り打ちにしてくれるわ。ギャハハ~!!

「この野郎、そんな心にも無ぇお為ごかしに、俺ぁ騙される軟な男じゃ無ぇぞや。見てみろ、頭丸めて心眼に徹すれば、<火も、また涼し>じゃい。巧言令色仁少なしの喝破の技をとくと覚え込むべしじゃがな。」

「もぅ、何時もこうで、女の悪口ばっかり聞かされて、針の莚(むしろ)なんだよ。」

「お母さん、言って遣り。女から生まれて、オッパイ吸って育ったのに、生意気な口を叩くなって。」

「駄目駄目、女同士で結婚して、子供が出来るかって、直ぐ開き直るんだから。女が好きな癖して、女を馬鹿にして楽しんでるんだから、何言っても無駄。」

「そうだ、話だと、ボランティアで、『語り部』遣ってるんだって。俺も、糞婆っさ飼いの徒然に、ブログ打ちしてるんだ。ラジオの朗読番組も好きで聞いてるんだわさ。今度、テープに吹き込んで持って来てくれや。どんな風に聞こえるか、興味が在るんだ。」

「デイサービス訪問で仲間と遣ってて、SBCラジオのパーソナリティ★さんの番組にも、チョコチョコ出てるんだけど。」

「ほぅ、ラジオはNHKにセットしたままだから、聞いてないんだけどさ。兎角、女族に人気のパーソナリティなんて輩は、男族にはパス対象ですがな。
 インターネットで心何処かアガタ・リョウで検索してくれれば、俺のページが出るわさ。へへ、新聞読むより重いぜや。」

「ネット出来るから、メモして早速、見て見る。えーと、心何処にアガタ・リョウね。」
    
        部屋から、夢奇譚の小冊子と戯け画ファイルを持って来て見せる。

「ええ~、こんな趣味が在ったなんて。凄い。難しい漢字で一杯。絵も色使いが独特で、現代アート見たい。デイサービスのお爺ちゃん、お婆ちゃん達には、紙芝居が好評なんだけど。」

「それなら、カテゴリーにターニャ・ストーリーなんて、童話が在るから、アレンジして見たら使えるかも知れん。女優なんて短編は、読み易いかも知れんわさ。暇な時に読んでくれや。へへへ。」

 時間を気にせず、寛いで居る。語り部が社会貢献なら、私の社会貢献は目下の処、漬け物オヤジで在るから、梅干しを含めて、<寸評の強要>をして遣る。野沢菜の切り漬けはしているから、野沢菜以外の漬け物をお土産に持ち帰るとの事である。

   左様で御座るか、咀嚼力の衰えた妖怪様との食卓であるから、気前好く袋に入れて遣る。

 <また来て、好いか>と聞くから、死んでからでは会えないから、何時でも『廊下』から入って来て、女同志で、あそこが痛い、此処が痛いと女族の繰り言を言ってくれれば、それだけ俺の時間が愉しめると言い添える。

 講談も、浪速節、落語もすっかり廃れてしまった個利個権・絶対的個人自由が大手を振って闊歩する平成の御世では在るが、時を重ね角を収めて、心振り返れば、情なる温故知新を知って訪ねるのが、人間達の歩みかも知れぬ。いやはや、珍客であった。

       子は鎹(かすがい)とは云う為れど、人生三本の流木の喩え在り。
            鎹の子は長じて、再び鎹を始める為り。

        親子、長じて、流木掴み得れば、お互いの鎹振りを知ればこそ。
           有り難き哉、親の背。有り難き哉、子の心付け。

         長生きは、連なるDNAの繋がり。それを観る愉しみ為りや。

 妖怪様、曰く。好いお正月を味合わせて貰った。ホクホク顔の97歳の脳裏・胸裏に走馬灯の様に行き来する光景は、果たして如何なるマドロミの四十万(しじま)為るや。


心何処ーショート 困った次第で在る。 
                    困った次第である。(1/14/14)
 ややっ、不凍栓を開いても、台所の水が出無いでは無いか。いやはや、中で凍って居ると云う事である。早速湯を沸かして、蛇口周辺にお湯を掛けると、勢い良く水が噴き出して来た。予報通りのマイナス10℃超えの朝であった。

          朝食の用意をして居ると、ヤクルトママさんのコールで在る。

 へへ、美人ママさんも吐く息は真っ白の寒雀状態で、白肌に鼻を赤くして居られる。その色ぽさに、布団に引きずり込んで雪女との交わりも厭わずと思った次第でも在る。

「何処ぞの雪女さんですかな。こう寒くちゃ、雪女の餌食には為れんぞや。冗談抜きの寒さですがな。さっき、ニュースで遣ってたけど、松本はマイナス10℃だとさ。参ったねぇ。」

「ええっ、やっぱり。今日は、物凄く寒いで~す。水道、凍らなかったですか?」

「あいあい、凍って、朝一番の魔法のヤカンでしたがね。あれだよ、大寒波の襲来だから、夜は体温が拡散しない様に湯たんぽ抱えて、ノンセックスで寒波越えしておくれや。
<去らぬ寒波は無し>で、毎日欲しい女三十路なれど、無理は禁物ですがな。大事な処が凍傷連結じゃ、親の尊厳ゼロで、清く美しくの天照大神の母親は、務まらんぜや。へへへ。」

「またまた、朝から何と云う事を!! 聞いてるだけで、顔から火が出ます。三連休明けが、この寒さだから、さっさと仕事を完了させて、じっくりお風呂で温まります。」

「おっ、巧い事言っちゃって。その実、身に覚え有りで、こそこそ、禊(みそぎ)をする心算だな。この偽善者がぁ~!! 女の嘘涙と振りっ子の浅知恵なんぞに騙されて居ちゃ、男は務まりませんがね。毛っ気っけ。」

「まぁまぁ、何でもかんでも、そっちの方に持って行かないと気が済まない人で、初な天照大神の私には、全然、分かりませ~ん。
 今日は、温度が上がらないでしょうね。大事な処を確りガード鉢巻して、風邪引かない様に温かくして下さい。アハハ。」

「へいへい、日本帝国陸軍のゲートルは知ってましたが、<諏訪の御柱>にも『綿入り鉢巻ゲートル』が肝要ですかいね。やっぱ、必需品に対する大和撫子の女心とは、有難いもんですな。これぞ、世界に冠たるナデシコジャパンの強さ・優しさですがな。ギャハハ~!!」

「所々、好い言葉が出て来るのに、全体の内容・トーンが高尚過ぎて、私には、一体何の事やら・・・新年早々に、洗脳されちゃうと後が困りま~す。じぁ、来週来ま~す。バイバイ。」

      今年も、何やかやと<セクハラ晴らすメント>の開幕と云う事でもある。へへへ。

 玄関にパッと咲いた花為れど、美人ママさん去られた酷寒の家である。余りの寒さに縮こまってばかりは居れないから、妖怪様の部屋で今季初めてのストーブを付ける。部屋が暖まると、寒い四畳半定位置に戻るのが嫌に為って終う。此処は、1~2℃は下回る。まごまごして居ると、終日0℃以下の気温と為る可能性大である。

 妖怪様相手に呆け話をして、何時に無く長居をしてしまった。四畳半をパスして、二畳小部屋の炬燵に足を伸ばして、薄雲に覆われる空を見ている。庭の日蔭には、解けぬ雪である。メジロ用に枝に刺したミカンの上にも雪が被って、メジロの訪れも無い儘である。

   本日は終日の冷えであるからして、トイレ頻度が馬鹿には為らぬ。困った次第である。

心何処ーショート アジャジャ、晴れてしまいましたがな。
                アッジャ、晴れてしまいましたがね。(1/13/14)
 何センチかの雪が降った、灰色の朝である。これ幸いに、寒いから今日は布団の中で、本でも読んで過ごそうかと布団を上げずに、朝を開始する。

 昨夜仕込んで置いたチクワ、こうや豆腐、切干大根の煮付けが上手く炊けて居て、咀嚼力の弱った妖怪様は、<美味しい美味しい>と箸を伸ばして居る。私は未だ々縄文人の臼歯を持ち合せているから、沢庵、野沢菜バリバリの口である。

「ほれ、糞婆っさ、タンパク質の焼き鮭じゃい。タンパク質を食べさせないと、俺ぁ、先生に、お説教貰ちゃうからな。」
 
 妖怪様の茶碗に、焼き魚を落として遣る。先生の診立てに依ると、100超えとの事である。へへ、100と云っても、後3年である。文句も言えない次第でも在る。

「すいませんねぇ~。何から何まで、手の掛かる親で・・・」
  
   妖怪様は口直しに、沢庵一切れ、野沢菜の茎一切れを、モグモグさせてお茶を飲む。

 テレビのチャンネルを変えて居ると、好い物が在った。日本の手作り鋸職人とイタリアのバイオリン、ギター修理職人との出会いを淡々と映す世界のメード・イン・ジャパンの物語で在った。

 日伊の何の衒いも無い淡々と生き仕事をする職人さん達の心の交流劇であった。演出の無い流れが、何とも云えない人間の味を伝えて居た。見て居るだけで、手作り、手作業に拘り続ける好人達への暖かい涙が滲んで来る。此処には手作りが醸し出す素の温かみ・思い、地道さへの人間仕事の静かながらも重たさが綴られて居る。

    こんな好番組に接すると、<出来るじゃ無いか、民放さんも。>との思いである。

 澄ましたマネキン・キャスターも、解説者も、馬鹿騒ぎの芸NO人も一切不要で、ただ『在りの儘の人間群像』を語らせ映し出せば、其処には作家も脚本家も監督演出家も出番も必要無い。虚飾は実像の前に、説得力を持ち得ないまでの事である。

 作為的な物を払拭して仕舞えば、其処に映し出される物は、恰も流れる清楚な水、川の如き人間の核心的な物を発信出来るでは無いか。・・・そんな気分で見て居た妖怪様とロートル賄い夫の図で在った。

 番組が終われば、灰色雲は薄れ、淡い青空の広がりで在る。お天道さんが差し込んで、廊下には穏やかな日溜まりが広がる。部屋の鉢植え物を廊下に並べ、玄関鳥達を廊下に並べて遣る。お天道さんが照れば、屋根の雪がぽたぽた流れ落ちる。

 ラジオを入れるが、電池切れである。充電式乾電池を取り出して充電をして置く。BGMが無いと寂しいから、CDを流す。

 薄い空に、白雲のたなびきで在る。雪を被った庭を炬燵に足を伸ばしての二畳からの眺めである。野鳥の訪問を待って居るのであるが、今年は姿を見せる鳥数は殆ど無い。枝に刺したミカンも手付かずの有様にして、ジョービタキのバルディナも、この処、ピタリと姿見せに遣って来ない。

 さてさて、折角のお天道さんの雪融しであるからして、そうそうは物臭を決め込んで居ては罰が当たると云う物である。布団入りは散歩から帰って来てからにする事に致そうか。

   トイレに立つと、妖怪様は、炬燵掛けに付着した小さなゴミをモタモタと摘んで御座る。

    左様で御座るか。部屋から粘着ロールを持って来て、妖怪様に<ほれよ>と手渡す。

 へへへ、全く変り映えの無く、刺激の無い日々の生活では在るが、此処には老後のゆったりし過ぎる時の流れだけは在る。さてさて、喰って寝てばかりでは、様には為らぬ。外気に当たって来るべしである。
 

心何処ーショート いやはや、こんな荒っぽい時代も在ったのである。
         いやはや、こんな荒ぽい時代も在ったのである。(1/12/14)

     二日続けてマイナス8℃以下と成ると行けません、風呂の水が出無いのでアリンす。
         風呂に入りながら、融けるのを待つが・・・、これは重症である。

      寒冷地の信州では年に二度や三度は、出て来る寒さである。とほほ為りや・・・。

       妖怪様が風呂から上がる頃に、漸く融けて水が出た次第である。へへへ。

     本日は朝から洗面所の排水とか、何やかやと寒冷地に祟られてしまった次第である。

 昨夜は懐かしの日本ヤクザ映画の予告編の数々をYouTubeで見ながら、掛け声を出したり、拍手をしながら楽しんで居た。そんな中に、本ものヤクザの安藤昇さんが居たり、勝新の兵隊やくざとか、悪名シリーズが在って、一代の快男児・勝新の破天荒ド迫力に腹を抱えて見入って居た次第である。

 戦争物、チャンバラ物、ヤクザ物映画全盛期で育った60代以上の世代には、すっかり草食系俳優に為り下がって終った昨今の映画・ドラマは、内向きにして小粒に為り下がっ居るから、スケール感も迫力感も、何よりも男の臭いがプンプンするゴタさ加減が無いから、全く面白さに欠けるのである。

        映画全盛期のヒット作に登場する面々の癖、アクの強さは、大した物である。

<歌は世に連れ、世は歌に連れ>なんて、下世話の言い回しが在る次第では在るが・・・
そんな物では無い。『映画は世に連れ、世は映画に連れ』の時代が、光り輝いて居た時代でも在った。

 悪役が弱かったら、主役が光らない。強くて悪い奴をバンバン叩きのめさなければ、ヒーローには為れない。ヒーローは死なないから、何をされても死なない。軟な顔、軟な身体、軟な根性、軟な殺陣回りなどしていたら、ヒーローには絶対為れないのであるから、凄いものである。
 
 それも、斬れ味鋭い仕込み杖の技で斬るのでは無い。啖呵台詞と形相、五体全てで殴り殴られ、蹴り蹴られ、猛タックルに、投げ捲る。柔道は男子高の正課でガンしたわね。五体で受けて、五体で襲い掛かる。そんな大立ち回りをしなければ為らないのであるから、草食系の軟な役者では務まらないのである。或る意味、野獣で無ければアクションスターには為れないのである。敵に対しても、女体に対しても、猪突猛進が男の真骨頂なのである。ギャハハ~!!

 今時の刑事ドラマだと、神社の階段から転げただけで死んでしまうのだが、昔の映画ではそんな軟な事では絶対に死なないのである。ピクリともしなく為っても、桶、バケツで水を掛ければ飛び上がって蘇生してしまうから、真冬の国立競技場の肉弾相撃つ屈強なラガーメンの身体だったのである。

 あの当時は、市井の中にも雑多な猛者が居た物である。へへへ、実に懐かしい男の世界で在った。

 そんな深夜の時間を愉しんで居て、一つ頭の体操をして見た。相撲言葉では『心技体』なんて言葉が在る。そんな心技体を連想ゲーム宜しく繋げて見た。<国家の心技体とは、何ぞや>のクウェスチョンである。

        心→精神→大和魂、技→国力→経済力&軍事力、体→態→国柄=国体。

 心技体→信偽態。現代は身体鍛錬、克己心を忘れてしまった未完成・身勝手個権が恥も外聞も無く闊歩して居る可笑しな世相である。口先ばかりの信を吹聴して、その実、偽善・欺瞞を常態と為す。人と人を繋ぐ信を軽んじて、人の輪も連帯も無かろう物を。

                  嗚呼、情け無しや。

 心技体→信義体→信偽態→真偽態。人と人を繋ぐ信義体が、信を失ってしまっては信義体としての家族体・地域体・社会体・国家体も瓦解してしまう。西洋近代思想の<人間は生まれながらにして不可侵の天賦人権>を持つなどと云う個人主義権を推し進めてしまった付けが、全体と個の公私の区別を希薄にして、連帯としての精神の紐帯を崩壊せしめてしまった。
 閉塞して封建的な王権からの脱出ロケット噴射機能としての天賦人権説は、その時代背景の中で大成功の歴史的起爆剤に為り得た物の・・・人権思想、個としての尊重と云う新時代を2Cも経過して居るにも拘らず、新時代のステージの構築が為されないまま来ている。今や、その調整・統合力の衰退が、個利個権の無機質的人間関係と化してしまった様に思えて為らない次第である。

 この状態は私権を振り翳すの余り、公権力を目の敵として狭い私権色で、家族・地域・社会・国家をヘンテコリンな左色に染め上げてしまった。こう為れば、正しく真偽態=真症なる偽態の蔓延とも云えようか。←いやはや、困ったご時世である。

 生物の偽態は、外敵から身を護る為に、周囲に同化すべく粉色の技で在る。カメレオン、カジカ、イワナ、ヤマメ、鹿子斑、豹紋、鳥の体色、蝶の羽色・・・etc

 吾が日本は、共産国に非ず。現代風潮の真偽態とは、一体全体いか為る外敵から身を護る粉色の技なのか? へへへ、何方に教えを請うたら好うゴザンすかね。

「アサキチ親分~!! 教えとくれ~。」

「この~餓鬼ぁ、何を言っとるんじゃい。この、どあほ。戦争に負けて、男のキンタマ潰されて来たんかい。ワレ~、日本人じゃろうが。どついたるかい!!」 
 
          バシン、ガツン、ガンガン!! ドスドス、バシバシ!!

「親分、痛いがな、痛いがな。そんな力一杯、仰山、殴らんといて~な。もう勘忍や、勘忍や。反省しましたがな。もう、頼むさかい、許して~な。」 

「もう、親分でも子分で無いわ。何処ぞで、野垂れ死にして腐れ!! このドアホが。」
 
 へへ、昔の親分子分の関係は、大変でした。飛び道具は何時しか<口から飛ばし言葉のカタカナ文字の連射>で、私なんか今の日本語の半分も追いて行けしませんがね。

 アッシの様なスカンポ脳の時代遅れロートルにぁ、浅吉親分の鉄拳の訓えが、何故か懐かしい昨今で在りまする。

心何処ーショート へへへ、とんだ文化論を仕出かして仕舞った為り。
         へへへ、朝から飛んだ文化論を仕出かして仕舞った為り。(1/11/14)
 チョロチョロ、アレアレ、水が出無いではないか。昨日の予報では、冷え込みが厳しいとは言って居た物の・・・今季一番の冷え込みだったのだろう。ポットの残りを掛けると水が勢い良く出始めた。松本は-8.8℃との事であるから、此処はマイナス10℃を位に為って居たのだろう。

       朝飯を済ませて、スーパーまで自転車で漬け物を宅急便で出して来る。

 いやはや、寒い限りでは在るが、澄んだ空気に景色だけは素晴らしい。スーパーの駐車場で大きな声の中国語である。車から出て来たのは、眼鏡を掛けた女と弟、その両親である。スーパーの隣はS大の交流文化会館と云うS大留学生達が一年間数千円の寮費で入居出来る施設である。

 きっと眼鏡を掛けた娘は中国からの留学生なのだろう。その弟、両親は、日本留学中の娘の所に訪れたと見て間違いなさそうである。着る物が日本と違って野暮ったいから一目で分かる。

 留学生一年で中古車と云えども車を持っている。自動車免許取得費だって、馬鹿に為らない金額である。日本政府は中国人留学生に月額17万もの<返す必要の無い奨学金>を負担しているとの事であるが、こんな姿を見ると日頃の口喧しい毒亜振りに『忘恩の光景』としか映らず、心穏やかな気には更々為れ無い次第である。

 中国人の公共心の無さは、世界的に有名との事である。そんなに大きな事で喋らずとも、家族会話など聞けない筈も無かろうし、車を持てば駐車場を持たねば為らない。きっと、スーパーの広い駐車場を、自分の駐車場として使用して居るのだろう。

 それ以上に、日本人の私からすると、三階建ての立派な施設に只同然の寮費で住まわせてして貰って居るのに、前庭、敷地の草取りも清掃も出来無い文化の違いには、閉口感を抱き放しのウンザリ感を持ち続けている。異国文化の集まりで、彼等・彼女等にして見たら、共益地への清掃負担の気持ちなど、断然に存在すべくも無く、それはホテルのベットメーキングの様に、別の人間がする仕事と思って居るのだろうから、無関心で居られるのだろう。

 留学は単に他国に留学して、勉学に励んで多国語を習得するだけでは無く、一生活者として他国の日常文化に身を置いて、教科書知識を習得するだけで良しでは無かろう。日本人の日常生活の中に、教科書文字で印刷されるて居る諸々の根底の物の考え方、思考・行為・行動を見て、教科書文字との向き合い方に、色んな物が見えて来る。それが異国文化への理解の本態なのだと思うのだが。

<郷に入ったら、郷に従え。>では無いが、真似る→真似ぶ→学ぶ→知る→行うの五段活用が身に着いて、留学経験が効を奏すのだと思うのであるが、IQ以前の感受性・感性の乏しき馬鹿垂ってな物である。そして、何よりも、日本人の公共物・公益物に対する感謝の気持ちを教え込む力の非力さに、恥じ入る次第でもある。

 一説に依ると身を美しくする為の行いが、『躾け』と云う漢字の造りと為っているとの事でも在る。

 本日、沢庵漬け、奈良漬、粕漬けを友に送った次第では在るが、毒亜圏半島国の住人は、たかが漬け物の一種・キムチ位で世界遺産・韓国の食文化などと、ハシャギ、転げ回っているとの由。

 それに比べて日本の食文化は、出汁を根流に各素材の味を引き出し、醤油・山葵・各種季節季節の漬け物を添えて、主材を引き立たせる総合食を造り出して居るのである。平たく言えば、霊峰富士が日本の象徴にして、末広の稜線をスッキリ空に描いて独り優雅に聳えるのが、日本国の在り様ですがな。

 真似るから始まって行うに連なる躾けの姿が、富士山のお姿なのだろう。強制されてばかりでは、あの様にスッキリした稜線に浮かび上がる富士の形は出来まいまい。

 日本政府も、もう好い加減に事無かれ主義の戦後自虐史観のお人好しは、卒業為されませ。

 鉄は大陸・半島を経て日本に伝わったそうでは在るが、日本の縄文以来の黙々と創意工夫をし通すDNAの技が、銑鉄を焼いて叩いて、焼いて手叩いて、銑鉄から鋼を打ち出し、外見の芸術品と内部の鋭利な武器に仕立て上げたのである。キムチ如きで舞い上がって居るだけの半島国文化など、銑鉄・鋳鉄の儘だったと云うのは、歴史の証左でもある。

 斯様にして、食文化と云えども日本と毒亜圏とでは、火入れも叩き上げも雲泥の開きがあると云う物である。へへへ、違いまするかな。

 この寮には白人留学生達も多い。彼等、彼女達は、至って質素な学生生活を送って居る。交通手段は、専ら自転車と徒歩である。着る物も至って質素な普段着スタイルであるし、スーパーなどで見掛けても、買い物は少ない財布から、値段を見てのこじんまりとした買い物風景である。

 やれやれ、朝からとんでもない文化論を仕出かして仕舞った物である。上々のお天気さんに、気温も大分緩んで来た様である、散歩に出掛けて参りまする。へへへ。


心何処ーショート 久し振りのM氏の訪問為り。
                  久し振りのM氏の訪問為り。(1/10/14)
 いやはや、寒いでアリンス。朝食後は、お天道さんの日差しに鉢植え物を出して、日光浴である。窓を開ければ、つららが下がる外気は痛いほどの寒さである。手抜きの掃き掃除をして居ると、電話である。

 珍しくM氏からである。午前中は在宅かとの事であるから、<閉じ籠り中だから、何時でも、どうぞ>の応えである。

               自室コタツを入れて温めて置くと、M氏の来宅である。

      彼も元気そうで在る。へへへ、タンマリお宝が入ったかと聞くと、未だとの事である。

 手続きは終わった物の、未だ示談の和解には時間が掛るとの由。お宝が入ったら、カバン持ちに徹して、海外旅行の恩恵に浴する事を目論んで居るのだが・・・ギャハハ!!

 あれやこれやと話をして居ると、Tから電話が入って、本日インフルエンザの孫を預かって、スタバトークはパスとの事である。左様でゴザンスか。了解!!

 日が当たると、背中が暖かい物である。M氏は夏に来た以来との事である。私のソース源のブログだとかインターネットでの受け売りで、オヒレ、フカヒレを付けて、ロートル談議で在る。

 人間とはお役御免の柵を脱すると、地中生活6~7年の後に、地上に這い出て1週間ほどで骸を晒す蝉見たいな物であるから、老後の半モウロクの日々の最大の友は、好色戯けの反芻のお時間と為るのが、自分の貴重な経験値&観察結果でもある。
 それも、単なる反芻だけで在っては、思考力の低下に拍車を掛ける次第であるから、<反芻&比較>をして見ないと、面白みに欠けると云う物である。イッヒッヒ~!!

 何しろ、仕事に宛がわれて居た脳味噌の部屋数が、全て空室と為るのであるから、勿体無い事甚だしい。反芻と比較の上に、観賞の余裕も開花し様物なのである。

          孫悟空の如意棒は衰えしが、男は二頭を持つ生物為り。
             人、上を頭脳と呼び、下を亀頭と称せり。

     若き頃の下頭への血流は帰えざりしも、比較して起つ女味をば愛でる上頭に、
         妄想は来しき色を引き連れて、尚も千里を駆け巡る為り。

 矢張り、彼もテレビがお笑い芸NO人番組だらけで、得る処無し感との由。専らラジオの聞き流しでBG代わりでPCが専らの暇潰しとの事である。そんな次第でテレビを見ない分、時間に余裕が付いているとの由。

 テレビには何の義理立ても無い次第では在るが、日本のテレビさんもこんな安直・低レベルな電波を流して居ると、その内、信を失って軽んじられ、作り手、出演手だけのお仲間同士の『私設番組』に成り下がって仕舞うだけであろう。

 M氏に依ると日本人はお人好しで優しいが、馬鹿じゃ無いとの由。視聴者に得る処無しと、そっぽを向かれて仕舞えば、益々、テレビ界のガラパゴス化が進んで、低レベル・スパイラルの中に、埋没して仕舞うのでしょうな。へへへ。

 そう為れば、益々、お宝が入った老後は、冥土の下ネタ話の収拾に是務めないと、御先祖様に申し開きが立たないでは無いかと、一生懸命説得に、是務めた次第である。

 さてさて、それが功を奏して、南国の異国の空に如何咲くかは、今年の課題なのかも知れぬ。

 吾が四畳半の水槽金魚を見て、大きく育って居るとの由。昨日は、水槽の水汚れに水を半分入れ替えた。序でに、久し振りに餌を与えた次第でもある。

 粗相が在っては、底辺貧民の夢が萎んで仕舞う。お見送りに、外に出れば快晴の青空に、近くの東山山系には白い雪を塗した好景の様では在るが、寒さの厳しさである。西のアルプスさんは、山頂に北に向かっての白雲のたなびきで在る。山頂は、相当な風の強さなのだろう。



夢奇譚第22部…ナターシャ作・フリーズバリア島にて
   笑うガイコツ夢か幻か_001フリーズバリア島_001異界の女・ナターシャ_001
   熱帯魚_001誘惑_001同心円母なる眼差し_002

            夢奇譚第22部・・・ナターシャ作・フリーズバリア島にて

 <その1>
 2013年も呆気無く、師走も半ばを通過して仕舞った。然しながら、マンネリにマンネリ日々を重ねる生活では在るが、『舌振り子の骸骨時計』の夢を見てからは、暇に任せて何やかやと妄想を膨らませて遊んで居るロートルである。これもお役御免の閉じ籠もり賄い夫のボケ防止の一環策と云った次第でもある。

 クリスマス・イブの本日は、風呂の残り湯で雑巾掛けをしたり、トイレ掃除をしたりで、何分割かの年末掃除の足しにして居る次第である。昼はショートケーキとヨーグルトにたっぷり缶詰ブドウで、妖怪様の口を喜ばせて見た。

 二畳小部屋から見る庭には、柔らかな日差しが在る。そんな私は、庭のアンテナの横棒に姿見せに遣って来たジョービタキのバルディナの愛くるしい姿を見て、口笛と尾羽のタクトエールの交換である。

 この処、日中は好天に恵まれて、セーターにベストで居られるが、夜に成るとその上から半纏を着込み、炬燵に胡坐を掻いて居る。後一週間もすれば、年末年始の買い出しである。この頃、賄い夫の蓄積でレパートリーを増やして来た台所仕事であるからして、あれこれ工夫するも楽しからずやの内でもある。

 まぁ、私は食いしん坊で在るから、暇に明かして料理を作る事は、苦に為らない処でも在るし、また愉しいくも在る。マンネリに胡坐を掻くとは、そう云った物であろう。

 其れなりの身内も来て、正月三カ日も過ぎた。普段は老母との二人暮らしであるから、リズムが狂うと、如何もイカン。些かの人間付き合いからの疲れも手伝って、手持無沙汰で日中から、残った日本酒をチビリチビリ遣っている内に、苦も無く酩酊して来た。子分無しの専業賄い夫の身であるが故に、気の緩みで風邪など引いて仕舞えば、後が大変である。面倒では在るが老母の部屋を辞して、自室八畳の炬燵で、枕と毛布を出して昼酔いの高鼾を始めると致そうか。

★ほろ酔い酩酊の四十万の中に、<舌振り子の骸骨時計>が、私の処に遣って来てチョッカイを仕掛けて来る。

「むにゃむにゃ・・・煩い、俺には、まだ正月じゃい。その内、小編にして遣るから、大人しく待機してろや。」

「ふん、骸骨じゃ表情も作れまい。ワンパターンが。アホクサ・・・そんなグロテスクな恰好してても、所詮は自分の骸骨なんだから、驚きもせんがな。」

「少しは、脳味噌を使い遣がれ。そうか、生物・脳味噌は溶けて流れて、ノーエだったわいな。往生際が肝心じゃい。静かに待って居れ。馬鹿もんが~!!」

 そんな夢現の中でお説教をして遣ると、骸骨時計の奴は、下して居た<舌振り子>をグィと90度上げすると、私の顔を左右に舐め始めた。丸で、乾涸びた数の子のザラザラした嫌がらせである。

「馬鹿め、夜じゃあるまいし、昼の骸骨時計如きで飛び起きるとでも、考えて居るのか。」

 骸骨時計の奴は、空洞の癖に目も耳も聞こえているらしい。頭骸骨の口をパッくりと開けて、聞き別けの無い座敷犬の様に、ジャレ掛かって来るでは無いか。

「コレ、聞き別けの無い。そんな煙草のヤニ臭い煮〆物を、コリァ、止めんかい。」

                  バシッ!!

 その乾涸びて反り返った<数の子舌振り子>を、手の甲でひっ叩いて遣ると、骸骨時計の奴はザラ付いた珍気な舌を口の中に引っ込めた。骸骨時計の奴は不意打ちを食らって、嘘けの仕返しで歯をカタカタと鳴らして居る。ザマァ見遣がれ。

「コリァ、馬鹿者が。静かにしておれ。このオタンコナスが。こっちゃ、日本酒の催眠導入剤で高鼾中なんじゃい。只で寝ている訳じゃ無い。酒代を払ってるんじゃい。邪魔をするで無いわ。勿体無いわ。」

 ハハハ。其れなりに、痛かったのだろう。差し詰め<驚き&反省時間>としたのだろうが、その内に、何やら、生暖かいチロチロした舌で、顔中を舐め回されて居る感じがして来た。

      ★何やら、妙鈴にして、艶めかしい『鼻息』までして来るでは無いか。

 へへへ、こりぁ、この先が、愉しみじゃわい・・・。おお、こりぁ、大した舌使いでは無いか、もそっと下へ、下へ。強弱を付けて・・・チロチロ、ズルズル、ペチャペチャとハシタナイ音などを立てられると、何やら官能の世界に落ちて行く様である。
 
 婆さんの部屋で、府抜けた醜態を晒す訳でも無し・・・正月の昼酒とは、好いもんだ。正月は、フリーの身じゃがね。夜を待たずに、昼夢とは縁起が良い。遠慮は不要じゃ・・・。

 <その2>
「コラァ~。何時まで、アナタ寝てますか。クリスマスはとっくに過ぎた~。女の私に、何処までサービスさせ続ける心算~。何よ、このヘタレ顔は、ふん、一番~のスケベ男。」

         いきなり、スキンヘッドを引っ叩かれた。「ウギァ、誰だ!!」

「忙しくて、ちょっとご無沙汰してると、この体たらく!! 本当に、アナタは駄目な人ですねぇ~。反省の出来ない男は、異界に連れて行って、たっぷり調教するわよ。アハハ。」
 
           此処は夢か幻か、はたまた現実か。
 スーパーコンピューターだって、立ち上がりには時間を要す。頭を振って、脳細胞血管に血を巡らせる。

 逸物をムンズと握り絞められて、何事かと脳細胞を稼働させれば、ストレートな黒髪にライオンの鼻を高々として、見下ろすは異界の美女ナターシャである。

「おお、吃驚した。おやまぁ、久し振り。そなたは、異界の女・ナターシャ様じぁゴザンせんか。」

「オゥ、ハッピィ・ニューイヤー、サンキュウ、ベ~ロベ~ロ、マッチね。」

「これはこれは、異界から遠路遥々、新年のご挨拶で御座るか。旧年中は、何度もの御加勢、かたじけのう御座った。旧年に変わらず、今年も御加勢の段、伏して、お頼み申しまする。」

★おお怖い。黒い瞳は、ライオンの怖い輝きである。

<急いては、事をし損じる>の喩えである。へへへ、此処は深呼吸一つ。行動パターンを知った相棒の気質である。白魚の手では在るが、いつ何時下方移動して、男族の絶対絶命箇所『玉捻り』に変身するとも限らぬ。兎角、男族の激痛を知らぬ女族の恐怖は、経験した者で無くては分らぬ鈍感さである。安全保障の要諦は、総べからず最悪の事態を想定するのが鉄則である。

 満面の笑みを浮かべつつ、再会のキスをしながら、白魚万力の手を払い、吾身を安全圏に移動させる。

「あなた、何を寝ぼけた振りして、股ぐらガードしてますか。私は異界の女よ。そんな見え透いたガードなんて、意味無いですね。アハハ。あなたは、相変わらず、お馬鹿ちゃんですねぇ~。」

★何を猪口才な。こっちがスケベなら、白人女はスケベのウワバミじゃろうが。異界の魔法使いを前に、油断は禁物ですがな。優秀な男は、学習効果の上に立つんですがな。

「私抜きで、大分あちこちウロ付いてたでしょ。私、物凄く怒ってる。夢奇譚の相棒は、私でしょ。あなた、何考えてますか。異界は薄闇くて、色の無い世界を彷徨う<蛍火の儚かさ>でしょ。それを知ってて、あなたの心は冷たいでしょ。思い遣りの無い男は、駄目ですねぇ~。」

★おうおう、一丁前に、雌ライオンが、吠え始めたぜや。シャラップじゃい。

「馬鹿言うな。俺は相棒様に敬意と畏敬の念を表して、女抜きの宗教観、バイカルのマンモス、鳥の渡り、生命体・地球の自浄作用と、言って見りゃ哲学編三連チャンで品行方正に心掛けて居るんじゃ御座んせんか。あい~。」

「またまた、巧い事いっちゃって。何時も、あなたは口だけは達者ですねぇ~。アハハ。ハッピィ・ニューイヤーだから、許して置きま~す。」
 
★へへへ、ナターシャの自己顕示欲にも困った物である。クールジャパンが世界的ブームと云うから、東京五輪招致成功談に因んで、此処は正月おもてなし手料理で異界の女・ナターシャを懐柔すると致そうか。はいはい、レディファーストの<おもてなし>でゴザンすわね。

「美味い処は、皆が来て食べて行った。余り物だけど、我慢しろや。」
「私、Rテイストのファンだから、全部持って来て下さ~い。」

 <○~○>の生意気に低音ボイスで伸ばす処が、何とも異界の女・ナターシャの面白い部分でもあり、彼女特有の甘えでもある。台所から、手料理を器に盛って来る。

 コタツに合い向かいして日本酒を冷でグラスに注いで遣ると、浮き浮きして箸を出す。へへへ、異界の女ながらも、何時見ても美人で可愛い女である。

「相変わらず、あなたはクッキングの才能が有りますね。どれも、日本の家庭料理。とても美味しいですね。これ、初めて食べます。何ですか?」

「それは、身欠きニシンの昆布巻きって、日本の伝統料理だ。家の婆さんが、ストーブの上で、コトコト煮付けて呉れたもんでさ。その時の味を再現って寸法さね。俺は手先が不器用だから、見て呉れは悪いが、味の方は自信作だ。」

「私は見た目より、内容派で~す。作るより、食べる事、大好~き。未来が楽し~み。フフフ。」

 意味有りげな薄笑いを浮かべる異界の女は、薄いピンクの唇をモグモグさせながら、日本酒のパックを振って、次には生意気な事を言う。

「お酒、これで終わりですか。これは、私が全部飲みますから、あなた、四畳半のウイスキーにしなさい。私、マイルドな日本酒大好きですから。アハハ。」

★ウォッカをガブ飲みするロシアンアマゾネスと違って、日本はクールジャパンの異文化ですがな。日本人は、もてなしが身に付いた国民性が在る。従って、客人を立てるのが礼儀である。然らば、折角、日本の正月に遣って来たのであるから、雑煮を食べさせて遣ると致そうか。

「ほら、我が家の伝統の味、特製・具沢山雑煮じゃい。とっくりと香、コクを味わって見ろや。このデリカシィ欠落の手抜き女め。」

「あなたは、何時も一言多いですね。でも、私はノンデリカシィ女。全然、効果な~い。私には、アイラブユーにしか聞こえませ~ん。
 あなた、ウクライナのライオン娘を好きに為った。それって、自己責~任。仕方無いですね。」

「どれどれ。おう、ジャパニーズ・グット・テイスト!! 熱々だけど、美味しい。これ、凄くディープなお味ですね~。マイ・ダーリン。お餅、伸び~る。アチチ。」

★何が、マイ・ダーリンだ。下唇に餅をくっ付けて、伸び~る。アチチじゃい。ゴマ擦りだけは、一丁前なんだから。ふん、こちとらは、昼も夜も、ライオン女のサーバントですかいね。ったく、こんな女と相棒組めるのは、世界広しと云えども、俺様くらいしか居らんわ。

★おうおう、すっかり白い肌がピンクに染まって、何処から見ても、異界の女には見えない色ぽさですがな。馬鹿垂れが、確りお股の開闊筋を鍛えとかなくちゃ、女は務まらんぜや。

「あなた今、どこ見た、何考えた。自分のピストン持続力の無さを棚に上げて、私の悪口は無いでしょ。」
 
 異界の女は炬燵の足を伸ばして、股間キックと来たもんだ。いやはや、美味い物に箸を伸ばして、大口で食べる様は、やはりロシアンアマゾネスさんである。腹が膨らんで来たのだろう。私の煙草を口に咥えて、ライターと生意気催促である。

「如何、夢奇譚第22部の構想は、進んでるの? 骸骨時計にヒントを得て、構想を広げているんでしょ。私は頭脳明晰なウクライナの女ですから、日本人のあなたの考えている頭の中は、全部知って~る。私のこの眼~は、千里眼ですからね。アハハ。」

★何を小生意気に・・・ 異界の魔法使いだったら、当たり前ですがな。何しろ、異界の女は、雪女より魔物ですがな。

「何、あなた、今、雪女、魔物って、何よ、ソレ。レディに向かって失礼でしょ。正月早々、<睾丸鞭>欲しいの? 私、物凄く勘が良~い、頭物凄~く良いの知ってるでしょ。」

★この馬鹿野郎が~!! 日本にぁ、<物言えば唇寒し>の諺もあるが、元共産国じゃ、物考えれば、即・強制労働、銃殺刑かよ。

「煩い。昼酒で酔っ払ったか。口直しに、大根のナマスでも食い遣がれ。第22部の舞台は、こうこうこうで、ストーリー展開は、こうこうこうだ。」

 腹が膨れて、日本酒のホンワカ気分に、雌ライオンは座椅子にもたれて横柄な態度で在る。

「あら、そう。」
「なるほど、そう進か。」
「うんうん。それで。」
「そうかそうか、好いじゃ無~い。」

★この~、ライオン女が可愛い顔して、何を偉そうに・・・俺様を過小評価してライオン鼻で頷き遣がってからに。いやはや、惚れた弱みとは、一生、祟ると云う事らしい。

「ここに、イラストして、説明して下さい。」
「うんうん、イメージ広がって来る~。」
「そうですねぇ、ここまでステージを広げると、あなただけの手では出来ませんね。凄く<優秀な相棒>が必要ですねぇ。好いですねぇ。合作しましょ。」

「おいおい、調子付いて、全部解った様な態度で大丈夫か? 夢加工には、日数が掛かってるんだぜ。」

「任せなさい。私は異界でも免許皆伝の魔法使い様よ。何も、心配要りませ~ん。漬物も出しなさい。ウクライナのクリスマス料理より美味しいから、全部、私のお土産として用意しときなさい。アハハ。」

 こんな遣り取りが出来るのも、歳の開きと相性の良さと異文化同士の距離感と云うのか??? 何を言っても、感情に火が付かないのであるから、名コンビと云うか相棒の間柄なのであろう。
 
         異界の美女・ナターシャは、上機嫌で異界に姿を消して行った。
 
 さてさて、果報は寝て待ての喩えもあるからして、異界の女・ナターシャとのコンビ話は、如何為ります事やら。

 今年は、寒冬である。一日が終わり、冷たい布団の中で湯たんぽに足を伸ばしても、体温が布団の中に回って来るのには時間が掛かる。何しろ火の気の無い部屋であるから、スキンヘッドの寒さを、半纏で覆って居る日々である。

 <その3>
 異界の女・ナターシャは夢奇譚相棒のRの描いたイラストを、ライオン鼻をピクピク動かして、イラストに自分のイメージを描き足して、ご満悦の様子である。

「そうかそうか、前回が滅び行く汚染の中国の中からの生命体地球の再生バリア・ドームの話だったし、この前の夢見が氷河期突入を暗示する中での水のなんとかだった。
えーと、その前が、ジャングルの仏教遺跡のオプショナル・ツアーだったから・・・ベクトルとしたら、断然バリア世界よね。」

「相棒復活の22部なんだから、バリアドームもグ~ンとスケールアップにして置かないと、私の威光と御利益が出て来ないし・・・ 確か・・・この前が、峡谷の隠れバリアドームだったわよね。」

「じゃ私は、海洋に浮かぶ島ごとバリアにしなくちゃ。面倒だから、浮島にして大洋を回遊させちゃおうかな。」

「え~と・・・今回は水がテーマだというから、雨を降らせる高い山並を造って置かなくちゃ・・・。これで良いかな。」

「海の水蒸気が此処に当たって上昇して、冷却されて降雨と為るでしょ。川と為って、海に注ぐ~・・・一直線だと面白味が無いな。如何する・・・ここに湖を造って、半分は海に繋げると、汽水湖に為って、淡水魚と海水魚の多様性が生まれるわね。嗚呼、相棒役の私も大変だ。」

「広い太平洋に浮かせて、勿論、気候は服の要らない亜熱帯が好いわね。山岳帯を造れば、熱帯、温帯のチョイスも出来るし、羽の有る鳥達も住み付く筈だし、魚達も集まって来る。やっぱり、私は頭が良くて、面倒見の好い女だねぇ~、あいつが惚れるのも、当然だわ。アハハ。」

「まぁ、あの人は、自給自足派だから、家畜のペアと犬、猫のペアも用意して上げようか。」

「あっそうだ。思い切って、此処を死後の安住の地にセットすると云うのも、一つの手だわ。自分ながら、これってグッドアイディア、一石三鳥よね。冴えてる~。」

「事の発端は、骸骨時計のコチコチ舌振り子の夢見なんだから、異界で待つ私としたら、あの人の自業自得の巻きなんだから。<私は、一切、悪くな~い。>だものね。アハハ。」

 <その4>
 一方、私の方は、未だ夢奇譚第22部の文字打ちには進んで無いが、何やら、意味深な夢のノックを頂戴して居る次第であった。

 それは21部では、夢見のサジェスチョンとは意識的に別建ての方向で打ち上げたのではあるが・・・ 21部誕生の切っ掛け夢の内容は、以下の通りで在った次第である。

 とある町興しセミナーに招かれて、スーツにネクタイ姿で、私は高い処から一席ぶち上げて居たのである。講演の後、名刺を貰って懇願されてしまった手前、後にも退けず、私は生来のお人好しが祟って、すっかり寂れ果てた山村の湯の町復活のコンサルティング活動を、手弁当で引き受けてしまったのである。現地を調査して、彼是と考え肉体労働をするのは性に合って居る。

 空っきし予算の無い湯の町復活作戦は、都会から観光を呼び込む発想から、住民が先祖返りして自給自足による立町である。町を一個の有機完結体と見立てて、その中で、互いが地産地消、共同普請で循環し合える場を構築する。
 外部からの観光収入は、飽く迄付録の収入の位置付けで、皆が協働し合って町の財政を潤わせれば良いの発想で在る。老も壮も若も小も、場の中で循環の一環を負担し続ける。

 他と比較するから、非力の身は他に呑み込まれて、過疎に悩み限界集落に転落して仕舞う。過疎に生きる者ならば、過疎に開き直れば、見えて来る物も遣らねば為らない事も見えて来る。

 言って見れば、その中で働き場所と協働協調の生活空間が、卒無く動き始める。それこそが、おらが町の復活作戦であった。

 60代半ばの私は、此処では若輩者でしか無い。何しろ、私には知恵が無いから、知恵の無い者は、ひたすら<汗を掻く>だけである。そんな毎日の中に、旅館の女将として遣って来た女性が居る。客観的に云えば、物好きな女性である。

     早速、エールを送りに行くと、何と何と・・・吾が初恋のKちゃ、その人で在った。

「如何したんだい?」

「クラスメートは、ルーム長を助けるものよ。ほら、覚えてる? 放課後の肥え桶担ぎ。もう第二の人生だもの、Rちゃ。ボランティアに<人生の恩返し>をしなくちゃね。
相変わらず、男遣ってるじゃ無いの。私、何か、嬉しくなっちゃってさ。知らん振りしてたら、女が廃るもの。ふふふ。」

「そうか。Kちゃは、全然変わらんねぇ。サンキューだよ。」

 Kちゃはローカルニュースで、私の姿を見たとの事である。世の中と云うのは、真に可笑しなものである。お互い、還暦を越して早や<中性域>である。
 老後は人の為、世の為が昭和世代の紐帯とでも云えようか・・・懐かしい友と再会した様で、その夜は彼女が女将をする旅館で、思い出話、その後の人生行路を、差しつ差されつで、語り明かした次第で在った。

 そして、今回の22部の発端と為った夢見にも、彼女が登場して、『為るほどの落ち』に為った次第である。

★まぁ、異界の魔法使いにして、ライオン女のナターシャには、未だ気取られては居ないと思っている次第なのでは在るが・・・相手は、異界の魔法使い様である。イッヒッヒ!!

 <その5>
 寒さは、小寒、大寒と進んではいるが、冬至を過ぎたのであるから、進み行く日の長さに春を待つしか無い。本日は無風の好天なので、久し振りに長散歩で身体解しに出掛ける。山際の小道を歩いて居ると、崩れ防止の蛇籠堤に腰掛けた異界の女・ナターシャが白い歯を見せて、カモンと手招きをして居る。異次元ステージが進行して居るのだろう。

「ちょっと、私に付き合って散歩の足を伸ばしましょう。待ってたま~した。」
「そうかい、じゃ、頼むよ。」

 異次元界へは、ワープの移動である。ナターシャは、島の遠望、眺望を見せる為に、二度三度、角度・高度を別にしてホバーリングして呉れる。青い大海原に外輪山を防波堤にして、忽然と浮かぶ緑織り成すカルディラ島、マングローブの河口、コバルトグリーンの光の四十万、白浜に椰子のそよぎ、・・・etc。

 熱い白浜にふわりと降り立った。バリア島のデザインは私の妄想なのだが、南洋バリア島のスケールは、私の妄想域を遙かに凌駕して感動的ですら在った。

「おいおい、こりぁ、大奮発じゃないか。何か、夢倒れしちゃう位のスケール感だ。圧倒されるよ。」
「まだま~だ。これからが二人の知恵の出し合い、工夫でしょ。これは、マダマダざっくりした器ですからね。アハハ。追いて来て下さい。マイ・ダーリン。」

★マイ・ダーリンの目付きが、尋常では無い。カランコロンの牡丹灯籠に閉じ込められる危険性が有りそうだ。くわばら、クワバラ・・・南無阿弥陀仏、南無妙法蓮華経を唱えて置こうか。

「あなた、何考えてますか。安心して下さい。異界と現実界を自由に往復出来る魔法力を持った私達は、ベストマッチの相棒でしょ。
 私も現実界にとっても未練が有りま~す。あなたは妄想界に興味深々でしょ。これって、お互いがお互いの隔絶界をノックして、行き来出来る大事な存在でしょ。持ちつ持たれつのギブ&テイク以上の仲で、言って見れば、私達は同心体、分身見たいな物でしょう。」

★おうおう、どっかで聞いた様な台詞ですがな。へへへ、チャッカリしてますがな。

「人間は何時かは、必ず死にます。それって、早いか遅いかだけの違いでしょ。私はウクライナの女だから、頭物凄く良い。何も心配要らないで~す。私を100%信用して下さい。フフフ。」

★じぇじぇじぇ~~。持つは三拍子、四拍子揃った好い女である。いやはや、ウクライナのライオン娘の成長度合いは、大した物である。へへへ、デカイ声じゃ言えませんが、R塾の優等生と云った成長振りで在る。

 雲たなびかせる山並、雄大に広がる山麗は、幾重もの緑が重なり合う熱帯樹海を伸ばして、海に繋がる。雲海が樹海に雨を降らせ、樹海を縫って川が緩やかに流れ、川は湖を造り、湖の端は海に繋がって居る。

 海洋の大海原はポツンとこの島を浮かばせて、スカイブルーとマリンブルーに分かち、空には安定した大気を示して、等間隔、等高度に純白のシュークリーム状の積乱雲を累々と描いて居る。

「如何? 今回のテーマ、水の循環の舞台には申し分の無い雄大なロケーションでしょ。持つべきものは、三拍子、四拍子揃った好い女でしょ。あなた、もう目が輝いてますねぇ~。アハハ。感謝しなさい。サービスして下さ~い。さぁ、島の中を案内しましょう。」

 白く細かな粒子のビーチは半月状に伸び、椰子の木と退いては返すエケラルドグリーンの海に、眩しく照り返して居る。既知感からすると、フィリピンはボラガイのホワイトビーチを連想させる眺望で在る。

 椰子浜の奥には、幅広、分厚い葉の熱帯常緑樹の広がり、南洋の色彩鮮やかな花々が思い思いの陣取りで群生を為している。花々の甘い臭いに、大きく、実にカラフルな蝶達が舞い、蜜を吸って居る。

 南国らしく、甲高い鳥達の声が良く響いているし、透き通った水量豊かな川には、大小様々な魚が群れ泳いで居る。

 手付かずの楽園が、茫洋と広がる亜熱帯の海洋に雄大なスケールを持って浮かんで居る。

 ピィーとナターシャが鋭く口笛を吹くと、栗毛の馬が二頭、首を振って走って来た。その後には、黒いシェパードが二匹尾を振って走って来る。

「好いでしょう。島は、大きくセットしました。歩くのは大変です。島にはガソリンの要らない乗り物が必要です。島のガイドは、シェパードにしました。ハウスは、和風、洋風のリトルハウスにしました。鶏、豚、羊、牛と家畜も用意してあります。

<天空の台地>よりも、現代的にアレンジして置きました。私達が居ない時は、この島全体がフリーズのバリアが掛かります。この島をフリーズから解いて動かせるのは、私達だけです。これ、私流のフリーズ・バリアでしょう。」

 ストレートな黒髪に、黒い瞳をキラキラさせ白い歯並びを見せて居る。高得点を望む生徒の期待感とも、ライオン娘の高得点を当然とも思って居る顔にも見える。

「遣ったねぇ。フリーズ・バリアとは、凄い発想だ。例え、誰かに発見されても化石の島って事だ。へへへ、流石に、<異界力>だ。群を抜いた発想力だ。ナターシャは大した女だ。」

「おぅ、嬉しいねぇ。もっともっと、褒め~て下さい。褒めて使うのが、あなた流儀でしたね。アハハ。今日は、時間が無いから、駆け足で、島周りです。」

 馬の腹を蹴って、早足行進で島を巡って来る。インディアン・カヌーが在ったり、簡単な造りの帆立舟が在ったり、水田、畑が在ったり、果樹園が在ったりのミニ世界で在る。今までの異次元世界の集大成の様な充実ぶりで在った。

「一応、取り揃えて置きました。ざっと見て、足りない所は、考えて置いて次に補充しましょう。そろそろ、帰らなくちゃ、困るでしょ。今度は、長逗留しましょ。ダーリン。」

「アイアイ・サー!!」

 <その6>
 異界の女・ナターシャが呼びに来たのは、2月に入ってからであった。私の部屋には、異次元旅行のそれなりの道具がザックの中に入れてあるから、旅慣れた物である。旅の基本は身一つであるから、パスポートも、財布も要らないから気楽なものである。
 妖怪様の体調も悪くない。私が異次元界に行っている間は、この世はフリーズ状態なのであるから、後顧に憂い無しで、妄想が現実と為る世界体験は、実に有難い次第なのである。

       私は異界の女に手を繋がれて、フリーズバリアの島に降り立った。

 ナターシャが指を鳴らすと、フリーズバリアは夢から解かれた様に、一斉に生命力を回復する。風が吹き、波は寄せては返し、全てが動き始める。口笛を吹けば栗毛の馬が現われ、ガイドの黒いシェパードが現れる。

 島の形状は洋上にそそり立つ様な外輪山らしく、中央にカルディラ状の平坦地を抱いて居る。外輪山の半周が吹き飛んで浜辺を為して居る。海の水蒸気は、外輪山に依って上昇して冷やされる。大気の冷却が雲を発生させて、島に降雨を齎せ、亜熱帯の気候が植物の繁茂に繋げている。水の循環がフラスコの内部で蒸発→冷→降雨→川→海の順路に従って、規則正しく循環して居るメカニズムに見える。

 平坦と云っても元々がすり鉢状の傾斜地で在るから、川の流れは中央に合流して、小さな湖を形成して居る。そして湖の端は海に接して居る。詰まりは汽水湖と成って居る。

 東部の汽水湖に流れ込む川の畔に在るのが、和風の家である。西部には幾筋かの小川が直接海に注いで居る。島の傾斜は、西部の方がきつい構造に為って居る。そんな地形であるから、海は深く天然の波消し岩礁が入り組んで居るから、カヌーの寄せ場としては格好の地形を提供して居る。西部の高台には石作りの洋風の家がセットされて居る。

 ナターシャの説明によると、台風の風向きによって東部と西部の家を避難場所とする考えと、海の漁と陸の栽培の区分けとして居るとの由で在った。島の東西は、海岸線を行けば然程の時間を要さないし、カヌーを漕いで行っても構わない距離である。此処では乗馬もカヌー漕ぎも、好い運動と云った処であろう。
 
 一切外敵の居ない自給自足の生活は、リズムとテンポを提供してくれる。言って見れば、日々にゆったりとした充足感を齎せてくれる。此処では、全てが太陽の運行に依って進められて行く。
 気の合った漫才の様な会話をしながらの協働生活は、寂しさなど無い。反対に簡単便利では在るが、細分化、特化されて物質化され過ぎた現代生活とは違って、人間の原初的な営みに先祖返りした様でもある。それは物質から精神に回帰する様な・・・地味ながら、地に足が着いた様な開放感が在る。精神の安定が、きっと安らぎを齎すのだろう。亜熱帯の南洋ロケーションは、半裸状態で健康的ですら在る。

 お互いに職業と云う社会の時間と物の柵から、脱した生活を日常として居る身である。環境と食料に恵まれた島での生活は、ノンビリしたものであり、過不足の無い生活のテンポとリズムが出来上がるにも、然程の日数は要しなかった。

「あなた、これ何ですか?」
「図鑑が無いから、知らんけどさ。マングローブの中で動いてるのを捉まえた。形から言って、シャコの仲間だろ。茹でても、焼いても塩付けて食べると美味い。」

「そうですねぇ。<ジョーモンにハングライダー>した時の事、思い出しますね。ウフフ。<ユカタン、マヤにて>では、コーンとイグアナビフテキには、閉口しましたね。私は、ダーリンテイストが口に合います。フフフ。
 味のバリエーションで、醤油、ソース作りにも挑戦して下さ~い。あなた、頭良いでしょ。お願いしま~す。アハハ。」

        ★ッタク、なんちゅう人使いの荒い女であることか・・・

 夢奇譚も、今回で22回目である。振り返れば、相棒のナターシャとは色んな回を重ねて来たものである。

 今年は数え方に依ると皇紀2674年とも云われて居る。125代を男系天皇で繋げ、天皇と神話が混交する日本人のDNAには、一万年以上にも及ぶ縄文人の精神文化の揺籃期を経て居る。

 狩猟・魚漁・採取・栽培の創意工夫で、日本人は、人類最古のたおやか為る土器文明を構築した民族である。信じる事から始まる協働・協調の人間関係にして、奴隷制度を持つ事無く独自の文明を大和の列島に連綿として築いて来た。

 自然からの恵みに感謝しつつ、『足るを知るの精神』を涵養する。森羅万象の八百万の神々の指し示す<有限の足るを知ればこそ、自然が見せ付ける様々な局面と恵みに畏敬の念を持ちつつ愛でる>・・・そんな自然観・人間観・人生観の下で、心の扉も開き、自給自足に、余暇を見出して生命の全うを目指す死生観に繋げて来た。 

 これがユーラシア大陸に海を隔てて弧を描く日本列島に、悠久の時を経て構築されて来た自然との共生文化の証なのであろう。考え様に依っては、<これは、僥倖の独自文化>とでも云える物かも知れぬ

 太陽が西の水平線に沈み、海を茜色に染めて行く。夜の帳が足元から滲んで椰子の葉が風に音を奏で、海が潮騒を運び、空に星達が輝き始める。夜が増せば、月が星雲を天のキャンパス一杯に描いて行く。自然の光、濃淡だけの世界に、風が通り抜け、潮が退いては寄せる。そして、夜の静寂の中に、小さき者達の音が聞こえて来る。

 月の欠け満ちを、星々を眺め、風、波、小さき者の音に耳を傾ければ、その神秘さに人間も何かを求めて語り始める。静寂と天空の広がりに心たおやかにすれば、自然の営みに同化出来る。自然に同化すれば、その悠久の営みに同化する事も出来る。その語りは、自分の心に広がる宇宙との語らいにも為る。

      宇宙とは悠久の時の中に浮かぶ<不変の理>にも通じる想いでも在ろうか・・・
        不変の理の中に在るからこそ、己の存在は塵芥の小ささなのである。

 科学と化学、貨幣経済を持った現地球は、不夜城にして騒々しいばかりである。物質の鎧を纏った論を声高に吹聴する者などの存在は、私にとっては見苦しき人間界の鍔迫り合いの小事にしか見えない。

 人工的物質を取り除いた空間に自然が宿り、自然界の一員である人間も、それに倣えば人間には動物としての肉体感覚と人間としての精神が復活する。安全、簡単便利、快適だけが、人間の住まい場所では無かろう。

「日本の天皇は、125代で世界最長の血統ですか。何か、エピソード聞かせて下さ~い。」

「世界中駆け巡った千年に一度の東日本大震災が在っただろう。その時に、市民活動家出身の菅直人なんて下衆男が、お座成りの被災地訪問をしたのさ。そしたら、仁王立ちした被災夫婦に<総理、もう帰るんですか!!>と強い口調で呼び止められたんだ。
 
 それに対して、天皇・皇后陛下は質素な身為りでスリッパも履かず、被災者の避難場所の体育館に静かにお越しに為って、膝をついて被災者の手をお取りに為って、目を見て下さる。皆、両陛下の前に正座をして、手を合わせて頷き、頬を濡らす。
 テレビで観る俺達母子だって、唯それだけで胸が熱くなって胸が震えて、勿体ないの涙が頬を伝わるものさ。それが日本の皇室・天皇の存在なんだよ。理屈は一切不要の日本人の精神の在り様なんだ。人は、一代では絶対に出来る物じゃ無い。先祖と繋がって生きて居るものさ。

 日本の天皇は125代の中に、御先祖達と現在の自分とを混交させて生きて居られるのさ。云わば日本の象徴として、天皇は神代の昔から日本の象徴としての道を、静かに『体現』されて来たんだろう。

 たかが学生運動家が市民運動家を経て、反自民の野党集合の末に与党と為り、総理の座を掴み得た男の一代の体現力と124代の歴代天皇を自然の形で背負って立つ体現力の違いは、別次元の違いだよ。片や、見苦しき程のパフォーマー。
態は心を映す。唯、お姿見せだけで、一君万民の私心無きお御心の体現者・天皇の存在は、政体とは別次元の権威体で、日本の国体そのものだからね。

 へへへ、西洋唯物論教育じゃ、中々見えて来ない日本人の精神模様・風景だとは思うんだけどね。日本の天皇は田植えを為され、皇后は蚕を育て為される。政治と云う政体は、貴族の平安、武士の鎌倉、室町、戦国、安土桃山、江戸、平民の維新後と変わっても、権威体の天皇は存続し続けて居る。日本とは、昔からそう云う国柄なのさ。たかだか今を生きる人間達の傲慢さ、浅はかさで、日本の国柄を語れる筈も無かろうさね。

 俺も老母の介護暮らしで、朧げながらも血流の中に滔々と流れて居るDNAの存在に心が向いて来てさ、今まで親子の短スパンだけでしか見えて居なかった血の繋がりの奥深さに多少の目が向いてさ、そう考えれば、何万年、何千年のスパンで親子関係を見れば、97の母は、兄弟姉妹、夫婦、娘、孫にも見えて来る。

 其々が、云って見れば自分自身の分身達にも見えて来る。124代を継承する天皇の中身は、日本そのものの体現者じゃ無いのかな・・・と云う思いがして来ている次第ですがな。

 たかが一回位の敗戦で、唯々諾々と自らが自虐史観の捕囚に為り下がるなんて、俺に言わせたら、正気の沙汰じぁ無かんべよ。<睾丸鞭が怖くて、ライオン女の相手が出来るか!!>ってな物だろう。あい~。」

「キァア、出ましたねぇ~。アガタ節が。聞いて居ると何となく、分かる様な気がする~。何時も、一緒に居て、魅力たっぷりの人ですねぇ。日本人は、とても好い精神を持ってますね。」

 似た者同士の男と女は、肩を寄せ合って椰子の幹に背を持たれ掛けて、南洋の夜を語らいの中に過ごす。

 <その7>
 私もナターシャも、泳ぎは達者な口である。馬に乗って上流からシュノーケルを咥えて、川下りをしたり、カヌーを漕いだりして遊ぶのが、熱い日中の日課と為って居る。水中の世界は、別次元の興味津々の世界である。

 私が泳ぎを覚えたのは、川である。就学前では在ったが、上から見る世界と水中で見る世界との違いに、私は夢中に為って川の中の世界を覗いて居た物である。勿論、泳げる状態では無かったが、水中に顔を付けて、群れを作って泳ぎ回る魚の稚魚を眺めて居ると時間の経つのを忘れて居た物である。

 幼児体験として、自分の居る世界と同様に、別の世界が水中には在った。これは、大発見で在った。周りからは変わった奴だと思われて居たが、私としては、そんな時間を感受性の乏しい雑音で邪魔されるのは、心外で在った。

 近時、生物多様性と云う自然観が在るが、大別すれば陸と水中の世界が在る。陸上動物の普段の人間の目には、中々見えて来ない水棲生物の多様性の世界では在るが、水中は陸と同様に多様性に満ちた世界である。空中の世界は翼を持たない人間であるから、掴み難いが、高度に依る植物相・動物相を観察する愉しみもある。

 多様性の世界とは、私流に解釈すれば『棲み分けの世界』と同義である。分を弁えて棲み分けをきちんと守れば、いさかい、争い事は防げるが、我利・我欲の傍若無人の振る舞いをすれば、棲み分けの均衡は破綻を来すまでの事である。
動植物界には、棲み分けと云う多様性を高らかに謳うものの、人間社会と為ると、平気の平左で我利我欲、所属益、企業益、国益を振りかざして、各種の大義名分を持ち出して、角を突き合わせる<身勝手修羅の場>を演じるのは、笑止千万の思いすら生じて来る次第である。

 考えて見れば、三年三か月に亘った戦後民主主義の左巻き民主党政権の訳の分からぬ直訳イデオロギーの口だけ施政の酷さ、猪瀬都知事辞任劇の幼稚性と往生際の悪さは、目に余るものが在った。

      俗世では、これを総称して下心・偽善者の言、欺瞞の振舞いと云うらしい。

 その点、日本を取り戻すの現政権への親和性は、日本人が根底に持って居る日本為る物への回帰願望の現れにも通じる処なのだろう。

 世界遺産・屋久島が提供する島の自然界は、地球が創造した一大博物館島と云っても過言では在るまい。2000mを越す山容を持つ屋久島の見せるドラマは、・・・ 黒潮洗う亜熱帯の海は、熱帯魚の宝庫であり、海洋に大屏風をそそり立たせる島の内部は、等高線に描かれた亜熱帯、温帯、寒帯を同居させる<生きた博物館島の提示>と云って良かろう。

「如何? あなたのイラストを参考に、頭の中を形にして見ました。2000mの大屏風は私の魔法の力でも、絶対に無~理。それでも、5~600mあります。これで十分の水の再生産循環装置の機能を発揮します。今日は、馬に乗って、山に行って水の循環を楽しみましょうよ。そうそう、着る物を持って行きましょう。」

 日々の一仕事の手入れ、収穫を終えて、ナターシャは、口笛を吹く。馬とシェパードが、首を振り振り、尾を振り振り走って来た。

 カルディラ部分の平坦地は、亜熱帯植物が欝蒼と茂る蒸し暑さである。ゆったりとした流れに沿って進む。暑く成れば、馬から降りて川に浸かり、水を飲む。休憩の間に、馬は草葉を食べ、犬は蟹、魚を捕獲して食べる。馬上からは南国フルーツに容易に手が届く。

 外輪山に近付くと、噴火岩がボコボコと顔を出している。既に傾斜地に為って居るから、支流の早瀬と為って居る。平地を緩やかに流れる川と違って、早瀬に砕け散る水飛沫は、植層を変え始めて、常緑広葉樹の深い樹帯の中に在って神秘的な命の輝きの様にも見えて来る。

 先導役の二頭のシェパードは、馬が進み易い外輪山への登り口を見付けるかの様に、しばしば立ち止まったり、一頭が先行して斥候役をして来る感じで進んで行くのである。

 外輪山の中腹まで来ると、ガスが靄って来た。下から外輪山に掛かる雲を見ているので、海の水蒸気が冷やされつつある高度なのだろう。山の植相は、夏の信州の植相に似て来た。尚も馬を進めると、高原の樹海を呈して来た。大木の幹には苔が張り付き、高い梢には上昇気流の風に苔が揺れている。

 雲が見る見る内に黒雲と為り、稲妻が走り、雷鳴が轟くや、スコールが叩き付けて来た。馬を下りて、大木の下で雨宿りである。

「いや~、こりぁ凄いね。」
「おぅ、その通りですね。ストロングでワイルドで~す。あなた、逞しい縄文人。だから、エキサイトするでしょ。私も、あなたの相棒でしょ。何か、エキサイティングして来ま~す。アハハ。」
「これが、地球の水の循環の凝縮・ズームアップの光景なんだろうから、好い図だよ。」

 そんな余裕をかまして居る最中にも、スコールのスケール感をまざまざと味わった。バケツの水をバンバンと撒き散らす様な荒ぽっさは、雨宿りする直径2mの大木の幹を、水が滝の様に流れ落ちる状態に進んで居た。

「おいおい、こんなに凄いシーンは、生まれて初めて経験するよ。圧倒されるけど、こんなすさまじいエネルギーの炸裂を見て居ると、地球って一個の生命体だって事を実感するよ。」

「そうですねぇ~。おろおろして雨宿りだけじゃ、私達らしくないですね。原始の人間に戻って、生命の源泉・水に感謝して、思い切りダンスしましょ。
着てても、びしょ濡れなんだから、誰も見ている訳じゃないし、脱いで全裸で踊りましょうよ。こんな時こそ、ファイトでしょ。」

 ★ナターシャは、悪乗りする女である。サッサとびしょ濡れの衣服を脱いで、乳房と尻をブルンブルン震わせて、母国語の歌を我鳴り立てて始めている。濡れた黒髪を振りかざしたり、大地に足を打って太鼓のリズムを取ったりして、<野生の先祖返り>をして笑って居る。

 リズム、テンポに合わせて、乳房とヒップのワイルド過ぎるセクシーダイナマイト振りである。

 私は、常識の中に生息する奥ゆかしい男である。若しかしたら、太古のシャーマンの儀式と云うのは、こう云った神がかり的なダイナリズムが妖しく躍動して居たのかも知れぬと感じた。然しながら、生活を共にするシャーマンの妖し過ぎるほどの姿態演舞である。
 私の考古学・鑑賞学的視点をセクシーダイナマイトの姿態に追従させている内に、股間の如意棒がポパイの力瘤を漲らせて来た。

「ダーリン、我慢は、身体に毒でしょ。ハリアップ、カモン。私は、我慢出来な~い!!」

 ええい、私も男の片割れである。へばり付いた衣服を脱ぎ去って、差し出す異界女の双丘の割れ目目掛けてグィグイ、クネクネの縄文踊りに参戦して仕舞った。

 馬もシェパードも、雄雌の関係だったのだろう。いやはや、事もあろうに、稲妻走り、雷鳴轟き、叩き付けるスコールの中で、雷神への豊穣祈願の交尾踊りを献上し始めて居るでは無いか。興奮した馬に蹴り殺されては堪らないから、人間ペアは場所変えの<ツルミ逃げ>で在る。

★水の性質・作用としては、太古の古から、浸透力、溶解・分解力、共鳴による伝達力、浄化力が兼ね備わって居て、悪事を水に流す『禊(みそぎ)力』も在ると云われて居る次第でも在る。ニャハハ~!!

        アア、むべなるかな。始めたら、オーガムズに一直線しかあるまい。

「あなた、何ブツブツ考えてますか。確り私の動きに合わせて呉れないと、困りま~す。ウクライナ女は、スタミナ十分。相棒のご褒美が、それだけじゃ困りますね~。ファイト、ファイト。浅浅深、深深浅のバリエーションで行きましょう!!」

「何を猪口才な。そりぁ、バズガー砲の始まりじゃい。如何じゃい、如何じゃい!!」

「ワイルド、ストロング、ビッグ、ロングタイムで行きましょ。カモン、遠慮は無しでしょ。ダーリン。嗚呼~、ガンガン響く~、凄く気持ち好い~!!」

         ★何がワイルド、ストロング、ビックにロングタイムじゃい。

「こりぁ、開闊筋絞めて相手をせんかい。無駄事こいてると、白尻に平手打ち噛ますぞい。」

                バシッ、バシッ!! 
「オウ、エキサイティング!! プリーズ、モア。カモン、カモン、ダーリ~ン!!」

 いやはや、好き者同士とは、こんな具合である。帰りは馬の背で、すっかり眠って終った。精の取り戻しで、夕食には鶏を一羽捻って食すると致そうか。

 <その8>
 水の循環を司る神々への神事に張り切り過ぎて、虚脱してしまった二人で在る。本日は安静日方々、ソースの試作に取り掛かる。大豆醤油の代わりに、魚醤を調味料として居る次第である。然しながら温帯の日本人の味覚には、東南アジアの魚醤は合わない。
 漁醤の生臭さを改善しようと、果実との相性を工夫して見る。作業場は、海風が吹き抜ける椰子林の中の浜辺である。

 実質は縄文時代と遜色の無い日々であるが、現代人は人類の弛まない知的蓄積をプレゼントされた各種の雑学保持者で在る。何かと雑学の蓄積が、工夫工程を時間短縮させてくれるものである。加えて、野菜主体の日本食文化の縁の下の支え役が、発酵醸造の微生物作用の応用認識でもある。老母賄い夫生活で、私とてそれなりの観察と実績を積んで来たのである。

 日本酒のどぶろくも、初期の頃は飯を噛んで、吐き出して発酵させたのが始まりとも云われて居る。
 
 私が噛み吐いて作っては、色気も素っ気もない。そんな次第で、私は糖分の多いバナナをナターシャにモグモグさせて、バナナどぶろくを物にして居る次第でもある。バナナ特有の甘い香りがして、それなりに酔える。そんな次第で、ふんだんにある椰子の実も使用して居る。
 またココナッツの内部のゼラチン状の果肉も、同様に試して居る。フィリピンでは、その果肉は『精力剤』との事でも在ったから、試さざるをえまい。ギャハハ!!

 島での生活は、私の体細胞に実にフィットしている。その内、馬も牛も居る事でもあるからして、水田を広げて食糧のバリエーションを拡充して行こうと考えている次第でも在る。完成すれば、二毛作、三毛作も出来る。異次元滞在もお手の物と為って来ているから、アウトドア道具も大体の物が揃って居る。そして学習効果も随所に出て来ているから、時間配分も順調で在る。

 何よりも、この亜熱帯のロケーション下に在っては、着る物の心配がない処が、生活に余裕を与えている。

         まぁ、これとても妄想加工の産物の一つだろうか。ニャハハ。

「如何? これって、究極の縄文ライフでしょ。うふふ。」
「そうだな。これも、何から何まで、相棒様のプレゼントですがな。これは、如何考えても、相性だけの巡り合いじゃ無かろうよ。」
「勿論です。これって『奇跡の仲』でしょ。うふふ。」

★うふふの声に聞き覚えが在った。異界の女・ナターシャの顔をちらりと見ると、ナターシャの顔の下に、初恋のKちゃの顔が微笑んで居るでは無いか。

          そうか、そうか・・・。そう繋がったか。

 類は友を呼ぶの言葉の裏には、類を嗅ぎ分ける臭覚が備わって居て、類を種別する機能も備わって居るに違いあるまい。類を確り種別して友と為すには、其処に類別のバリアを掛けて居るに違いあるまい。類別のバリアのルーツを辿れば、其処には精神性を司るDNAが継承されて居るのだろう。

 外向性と云う類は、内なる問題を外に求めて解決と満足を得ようと作用する心の問題なのであろうし、内向性と云う類は内外の事象を観察して、それらの問題を内なるものとして捉え、自問自答の中で内面に蓄積させて行く。

 宇宙を外に持とうとする外向性と宇宙を内に持とうとする内向性とは、対照的なアプローチの違いでは在るが、方法論が違う言っても、全てが違った結論に達する訳でも無し、同じ結論に達する事もあろう。

 類は鏡の水面に投じられた一石の波紋が、同心円で波紋を伸ばして行く水の伝導性にも似て居る。同心円ならば、波頭は中心から外へ伝導して波を消す。
 一方、鏡の水面に、石が多投されれば異心円が出来る。異心円の波頭は、相互に波頭をぶつけ合わせる。

 異界の女・ナターシャは、正に『奇跡の仲』とは云う物の、水の循環をテーマとしたこのフリーズバリア島での思索行をしてみれば、これは『奇跡の仲』とは云い難い<必然の仲>だったのでは無かろうか。

「おう、あなた、何シンキングしてますか? この旅の位置付けしてますね。アハハ。私には、あなたの頭の中、全部解りま~す。」

「そりぁ、そうだろう。今回のテーマは、水の惑星・地球のフリーズバリア島での生命の源・水の循環話だからな。水の再生産の中で引き継がれて来た同心円の繋がりだわさ。其処に鎮座されて居るのが<純潔の水の伝導性>と来たら、奇跡の仲じゃなくて、必然の仲だったって事だわさ。」

「ノーノー、それ違いますね。私はギリシャ正教徒。やはり奇跡にロマンチィックを感じます。あなたは仏教以前の八百万の神・縄文人史観ですから、必然の仲をチョイスしました。でも、それはそれで何も問題ありません。私達、ピッタンコの同心円のベストマッチ・コンビでしょ。全然、神様・仏様要らないでしょ。うふふ。」

「凄いねぇ。ナターシャは優秀だね~。」
「当然でしょ。私はあなたの絶対無比の相棒ですよ。何しろレクチャしてくれる相棒に、恵まれてますからねぇ。ダーリン。」

 そんな話の序に、異界の女・ナターシャが打ち明けて呉れた処に依ると、このフリーズバリア島は、死後の私達が暮らす斎場として造られて居るとの事であった。斎場島の主が滞在する時にだけ、フリーズが解かれる仕組みに為って居るそうである。時折、ナターシャが島に滞在して動植物、家畜の成長を促して行くそうである。

 いやはや、異界の女・ナターシャは、抜け目の無い女である。ちゃっかりと計画の布石を打って行って居る。

 南洋バリア島での半裸の日々に、二人ともすっかり浅黒く為って終った。私は閉じ籠もりマンネリ日々からの解放、異界の女・ナターシャからすれば、侘しき蛍火の身から解放されて、散々のライオン女の日々を過ごさせて貰った。まだまだ、長居はして居たい物では在るが、吾が現界、彼女の異界に於いても、お努めが控えて居る次第でも在る。

 儘ならぬのが、人の宿命でも在る。お互いの帰還命令が、異次元管理者からナターシャに届いているらしい。本日は、ナターシャに手を引かれての空中からの南洋バリア島の遊覧飛行を頂戴して、吾が現界に送り届けて貰った次第である。へへへ。

      夢奇譚第22部・・・ナターシャ作・フリーズバリア島にて。・・・完
 
                          2014/1/7 by アガタ・リョウ










心何処ーショート 最後の一枚に、仕切り直し。
                 最後の一枚に、仕切り直し。(1/8/14)
 前回の夢奇譚は挿絵無しの体たらくで在ったから、今回の23頁分には、挿絵を入れないと申し訳が立たぬ。而も正月早々の手抜きで在っては、如何にも幸先が悪過ぎる。

 気合いを入れて、起床と共に布団を上げて掃除をしてする。昨夜は、一応5枚の鉛筆書きをして置いたから、本日の雨予報に即応して自室8畳でのコタツで頑張る心算で在る。

 絵に色塗りをして居ると、車検が完了した車を弟が届けてくれて、借りて居た車に乗って帰って行った。

 4枚まで色塗りを終えて、最後の5枚目なのであるが、バテて仕舞った。まぁ、今日中に仕上げて、明日に本分共々アップすれば好いので在るから、先は見えて居る。絵を描くのも、馴れを覚えて大分楽には為った物の・・・老眼鏡に頼るお絵描きは眼精疲労と大きなストレスの蓄積と為るものである。その点、文章打ちの方が数段楽である。

            予定通り、雨も降って来て散歩は割愛の運びである。

 仕上がった4枚の絵を眺めて見れば、つくづくと吾が本性は、好色妄想の一語に尽きる次第である。こんな絵を数少ない訪問者各位に見せたら、益々以って敬遠されるばかりである。今週のスタバトークの折に、Tの罵詈雑言を拝受して吾が好色戯けに反省の一助としなければ為るまい。

 さてさて、毒消しの1枚とも為る位置付けで在る。仕切り直しには、ちょいと濃い目のコーヒーで、好色細胞を封じ込めて置くと致そうか。

              しゃ~無い。一服点けて、作業開始とするか。

     そうこうして居ると、ガス屋さんの集金である。今年は寒いから、灯油も入れて貰う。

 コタツに当たって貰い、支払いを済ませて月に一度の男談議である。男同士は屈託が無くて、世間様を相手の減らず口叩きがポンポンと飛び出すから、お世辞話の女族会話より多種多様の話が出来て、面白い。

   今月分の読み物として、バリアドーム話も小冊子にして置いたから、交換でお持ち頂く。

             さてさて、最後の一枚へ仕切り直しである。


心何処ーショート 久し振りのカワセミ為り。
                  久し振りのカワセミ為り。(1/7/14)
 さてさて、好いお天気さんであるから、布団を干すと致そうか。今朝も、冷え込んだ物である。台所が凍って居る。当然に小鳥達の水も、コチンコチンである。水が無くては、小鳥達も可哀想で在る。空気の総入れ替え、埃の掃き出しをしながらの朝賄いである。

 朝食を終えて、妖怪様の部屋でお茶を飲んで居ると、ヤクルトママさんのコールである。

 長い休みでヌクヌクして居た身には、昨日今日の寒さは堪えるらしく、身を縮込ませている。斜向かい吟さんの家では、中水道が凍ってしまったとの事である。新年の御挨拶代わりに、昆布締めを味見して貰う。

「わぁ、美味しい。如何して、こんなに上手なんですか!! 尊敬しちゃいますよ。」
「あいあい、素地の物を時間を掛けてコトコト炊き上げれば、そう為るだけですがな。」

 お天気が好いから、風呂に入って洗濯をすると致そうか。風呂の追炊き中に、小編の読み直し校正でもして置くべしである。二畳小部屋でPCに向かう。全23頁の一応の完である。

 布団を取り入れて、風呂に入って洗濯物を干す。妖怪様も洗濯をすると云うから、私はジャンバーを来て、煙草のカートン買い方々、散歩に出掛ける。流れの緩やかな川の縁には、白く氷が張り詰めて居る。風呂上がりであるから、体温が下がらない程度に、ヒタヒタと真面目歩きをする。毛糸の手袋を脱いで、ウォーキング歩調である。

 西のアルプスの白銀の峰々が、眩しい限りである。コンビニで煙草を買い、肉まん一個を食べながら、次の橋をUターンとする。此処まで歩けば、散歩距離としては申し分無い。

 後は、長々と伸びる下り勾配である。途中から河川敷に下りて、スローペースの歩きをする。私の前を、白セキレイが二羽、チョコチョコ歩いたり、飛んだりして居る。それにしても、今年は嫌に鳥の数が少ない。いやはや、お寂しい限りではないか・・・。

 町内に戻って来ると、あの飛び方は久し振りにカワセミである。止まった、その辺りに歩を進めて眺め遣れば、紛れも無くカワセミである。暫く遠目でカワセミの姿を見る事にする。

      犬の連れた親子が来て、カワセミは呆気無く、流れに沿って下って行った。

 お菓子昼として、晩飯の米を研ぐ。日は峠を越して、日伸び中とは云う物の、冬の一日は、呆気無い程の短さで日を傾けて仕舞う。

     妖怪様の洗濯、風呂を終えて、暗く為らぬ内に不凍栓を払っての四畳半定位置座りである。


心何処ーショート 娑婆は、始動開始為り。
                   娑婆は、始動開始為り。(1/6/14)
 おお、今朝は冷えた。台所の雑巾がコチンコチンである。朝賄いをして運んで居ると、弟から電話である。

 軽自動車を車検場に持って来たので、納税証明書を探して呉れとの事。『無い場合は市役所へ行って、届けて呉れ。今日は、年賀で忙しい』との事である。

『へいへい、分かりやした。』で、食事を終えて始動開始である。納税書を貰って来て久し振りの車屋さんであるから、お茶菓子に頂戴物のヨウカンを持って行く事にする。車屋さんは、亡き三兄とは親しかった幼馴染さんである。何年も行って無いから、一発で行ける物か・・・ちょと心配で在った。然しながら、一応は馬鹿では無いから、近くまで行けば思い出すだろう。へへへ。

 私の前の軽自動車は年寄りが、運転して居るのだろう。センターラインに寄っての<吾関せず>のチンタラ走行である。まぁ、私は奥ゆかしい性格で在るから、前走車に従うしか無い。

 何かと前走車に気を配りながら、神社前の橋を渡ると、大カーブである。対向車がスピードを出してのオオバーランして来た。運転者は白髪老女である。引き攣った顔でハンドルを切って居る。あわや、前走車と正面衝突する程のニャミスの場面であった。

『コリァ~、ババァ、そんな歳で運転なんかするな!!』 と声を上げたかったが、思い止まった。傍目からしたら、私だってロートルの端くれである。天に唾すれば、私のスキンヘッドに落ちるだけである。

 それにしても、一般的に云えば、男族より女族の方が、何かと反射神経も運動神経もトロイのである。少しは、<族性>を認識してスピードに合わせた運転を心掛けるべきである。こんな処にも、女族の地球を中心に回って居るの『天動説思考=自己中心思考』が、色濃く現れている。いやはや、とんだ女族特性である。

 東山麓線に沿って中山の信号で、漸く別方向に別れた。暫く、松本平の眺望を見ながらの、マイペースのドライブである。偶には、ドライブも好い物である。アハハ。

 車屋さんの在り処が蘇って来た。家を出る時は、順路が定かでは無かったが、近付いて来ると、迷わずに到着する物である。へへへ、未だ未だ、モウロク細胞には侵されて居ない様である。

 持参のヨウカンを早速、切って貰い、お茶をお代わりして、男談議に花を咲かせる。会社の方は息子さんに任せての御隠居さん同様であるから、<飛んで火に入る茶の肴>ってな物である。

 年賀の挨拶客もそこそこに在って、長閑な物である。政治の話、亡兄、餓鬼の頃の遊び話など、ロートル話が次々と繋がって、ニャハハの連続である。人間、歳を経て来ると、含蓄、味の在る語らいが出来て、好い一時を頂戴する事が出来る物である。

         久し振りに出た序でであるから、家に戻って銀行迄行って来る。

 閉じ籠りロートルばかりして居ると、何かと外に出るのが億劫に為って仕舞う物ではあるが、こうして、人様の所に行けば、面白くもノホホントした気分にも在り付ける物。

 本日は、シーズン一番の冷え込みとの事では在るが、お空は真っ青な快晴にして、車の中は、暖房を消すほどの温かさであった。

 さてさて、半日ずれ込んだ今年のスタートである。通常閉じ籠りの動きをして、二畳小部屋で、加筆と校正のお時間と致しましょうかね。へへへ。


心何処ーショート 娑婆は、明日から通常モードである。
              娑婆は、明日から通常モードである。(1/5/14)
 いやはや、曜日を間違えて半日を過ごして仕舞った。鳥も花も廊下の日差しの中で元気よく囀り、紅白の花群を膨張反射させている。そんな廊下の模様を眺めながら、二畳小部屋で打ち物をする。小編の方も19頁の進みで、目途が立った。

 妖怪様はテレビを付けて、コタツ地蔵の様でコックリを打って居る。動きの無い吾が家の日常が、復活して居る。

 腹ごなしに昼散歩に出掛ける。セーターにベストであるから、毛糸を通して風が些か寒い。不思議な事に、本日は魚の姿が見えない。鳥も、カァカァカラス位なもので、目の保養にも為らない。カワラヒワ、ツグミが一羽ずつ素通しただけで、ホウジロの鳴き声はすれど姿見えずである。

 トンビが悠然と冬の青空を、滑空して居る。上空の風は透明であるから、黙視は出来ないが、トンビの滑空状況を見て居ると、相当に早い風が流れているらしい。

 長かった年末年始の休みも、今日で終わりである。そんな事も手伝って、昼散歩は常連さんの老人・ロートルのウォーキングが散見される。

 河川敷では、気の早い町会の三九朗のフレームが立っている。昨日の山の雪雲は、然程の降雪には至らなかった様である。橋の下は、ザックザックの霜柱と飛沫のツララを残したままである。セーターの腕が寒いので、オイチ、ニー、オイッチ、ニーと上体体操をしながら戻って来る。

 さてさて、軽く昼を摂って、本日・日曜日の昼寝でもして、小編の結びでもして置きましょうかね。へへへ。

 娑婆は、明日から通常モードである。長い休みで在ったから、通常を取り戻す為には、中々大変な事であろう。経験者としては、頑張り為されと言うより他在るまい。


心何処ーショート 昨日の好天とは、一転して冬の寒さ為り。
               昨日の好天とは、一転して冬の寒さ為り。(1/4/14)
 夜は暖かかったが、白い物がチラチラしている。風呂に入って、不精髭を剃り、洗濯をする。Tの車が迎えに来る頃は、グ~ンと気温が下がって真冬並みの寒さに為って来た。

          正月四日のスタバ二階席では、年賀状の返信を書く男も居る。

 昨日は暖かい日で、Tは松本城まで散歩をして来たと言う。それでも、流石に帰りは足が攣って、小休止、小休止を重ねて来たとの事である。確か、この辺りに、あいつの家が在った筈だなどと、足を伸ばして中学、高校時代の想い出を友に、そぞろ歩きをして来たとの由。

 へへへ、サケマスに倣って、少年時代の口笛を吹いて来たと言う事だろう。まぁ、人間は故郷の川に還って、交尾をして一生を閉じる訳では無いから、思い出を友に、そぞろ歩きをするのが、ロートルの健康、息抜きにも為ろう。

              お互いに、穏やかな正月を過ごしたらしい。

 ホームセンターに行くと、外の売り場は雪掻き道具で埋まっている。Tのヤツは何を抜かすと思いきや、『早い処、雪が降って呉れ無いと困る』と言う。その理由は、雪掻きをして<上半身の運動>としなければ為らないと言うのであるから、へへへである。

 神津島クルージングの時には、胃癌手術の無残にもパックリとした手術痕も治って、体力も回復して来て居るのだろう。私が大晦日から米の飯は食べて居らず、『餅』ばかりだと言うと、餅は太るから気を付けないと駄目だと言うし、今日はパッチを履いて居ないと、私の股引を鼻でせせら笑う始末である。

             まぁまぁ、心友の健康回復は、喜ばしい処である。

 隣のスーパーに入るが、正月料理の消化が目下の課題であるから、今日は買わんぞ、買わんぞの『相互確認』をして、最低限の物だけに留めて来る。

 帰って正月料理に箸を伸ばして、お猪口に酒を飲む。腹が膨れて、酒が入れば、コタツに尻を炙って、テレビの音声を枕に暫しの酔い寝である。

 この数日は、食べてほろ酔いで、コタツ昼寝の細切れ睡眠を仕出かして居るので、夜が中々寝付かれない次第なのである。へへへ、困った物である。

 まぁ、充分に昼寝をした後は、本日ブログを打って、夜は二畳小部屋での夢奇譚打ち進めをすれば良かろう。大分頁数も加算されて来て、それなりの物に為りそうな段階に進んで来た次第である。


心何処ーショート 正月、穏やか為り。
                   正月、穏やか為り。(1/3/14)
  寝て居たら電話が鳴った。弟から、『昨日行け無くて御免、30分位で行く』との事である。

 さあさあ、起きて布団を上げて、空気の総入れ替えと掃き掃除で正月料理のセットである。鍋に火を入れて、台所から料理を運んで用意をして居ると、娘を連れた弟が入って来た。仏壇に新年の御挨拶をして居る間に、トースターで餅を焼いて雑煮の支度である。

 完了であるから、部屋の移動をして貰い、新年R家の食事である。全ては大鍋に、ごっそり作ったのであるが、好い具合に片付いて行く。

 親の思い通りに育たないのが子の常とは云うが、何分の一かで育ちと血統が保たれるのも、人の世の常なのであろう。アハハ。弟自慢の娘である。

 妖怪様、直伝の血筋の育ちに<穏やかで、ゆったりした一番のお正月を貰った>と妖怪様は、大喜びである。吾が倅も弟の娘も、紛れも無く婆さんの血を色濃く継承して居る。そんな次第で、相性の良さを発揮して、言葉を交わしている。

      へへへ、人間、長生きをしなくちゃ、好い光景は見られませんがね。

 玄関で見送って、片付ける。吾が居住区を、通常部屋にセットをし直す。さてさて、人間様の接待の後は、小鳥様の餌を買って来ねば為るまい。最高のお天気さんであるから、サボって仕舞った散歩方々、歩いてホームセンターに行く事にする。

 正月で車の通行も殆ど無く、無風の好天気は、セーターにベスト、毛糸の帽子、手袋で来た物の、手袋がやぼったい限りで、早々に脱ぐ。動きの無い、穏やかで気持ちの好い風景が却って、時間では無く時を感じさせるから不思議な物である。

 河川敷テクテク歩きで、打ち込み中の小編の足しに為るものは、何か無いだろうかと、目を遊ばせながらの道行きである。

                空青く、雲白く、太陽輝き渡る。
           東の穏やかな山の緑、西に白銀のアルプスの雄姿続く。
    川は日陰に飛沫の氷残せども、流れはせせらぎ見せて、淀みに群れ為すウグイ達。
 
      河川敷に父子は凧を揚げ、川原に幼女と石積みする親子の姿在る。
        犬連れて、里帰りの歳老いた母と娘の二人歩きも在る。
       動き少なくも、どっしり構える故郷の山河に、時は記す。

         嗚呼、是、穏やか為り正月風景の時の進み為り。

 
   鳥達に、ハコベを一掴みして帰って来る。鳥の世話をして、正月料理にお屠蘇を飲む。

  ちょいとホヤホヤ気分で、本日、漸くの四畳半定位置である。いやはや、三時では無いか。

 本日分のブログ日誌をアップした後は、健忘症の危さに抗して、二畳小部屋のPCに形を残して置くべしである。遺憾いかん・・・脳味噌が、スリーピングを欲して御座るでは無いか。


心何処ーショート 妖怪様、大喜びの正月為り。
                 妖怪様、大喜びの正月為り。(1/2/14)
 本日は倅ファミリーが年賀に来るとの事であるから、朝から掃除をして吾が八畳を客間とする。弟も娘を連れて顔を出すとの事であったから、朝から忙しい。

 用意をして居る間は、セットが出来無い内に来られて仕舞っては<恥を掻いて仕舞う>次第である。掃除、台所仕事を終えて、これで好しとすると、意に反して、待ち人来たらずの落ち着か無さに陥って仕舞う。

 私は夜更かし派であるから、朝は滅法弱い。そんな次第で、朝抜きの接待掛りである。腹は空いたが、来たら昼を一緒にすれば良かろうと、お茶を飲んで腹の足しにする。

    それでも来ないから、夜の小編打ちを前倒しにして、二畳小部屋で文字打ちを始める。

 13頁に校正し直して、後は夜の部とする。二畳から四畳半に移行して、インスタントコーヒーを飲んで居ると、妖怪様の部屋から人声である。

 仏壇に手を合わせる倅の後ろで、寝起きの孫が珍しく長泣きをしている。へへへ、前回の押し置きの事も在るからして、顔を合わせずに正月料理を盛り付けて八畳にセットして行く。

広蓋一杯に、R家の正月料理が並ぶ。倅は、私の手料理、雑煮がお目当てであるから、餅を焼いて熱々の具沢山雑煮汁をたっぷり掛けて出す。

            ストーブで部屋も暖まり、部屋を移動して貰う。

 煮物、酢物二品、身欠きニシンの昆布巻き、お多福豆の煮付け、厚切りチャーシュー、エビの甘辛煮、雑煮と全て、大好評である。大きな声じぁ言えませんが、師匠の妖怪様の数段上を行く男賄い夫の腕前である。

 倅が来るまでは、大分、歳越し、年始の長時間テレビとのお付き合いで、疲労が顔に出て居た妖怪様では在ったが、大好物の倅、孫が来て、効果抜群の特効薬の利き目が出て来て居る。先程前の顔と比べると10位、若返って日頃の糞婆っさが、何処から見ても上品美人老女の顔と為って居るのであるから、驚き、桃の木、山椒の木状態である。

  朝飯抜きでひたすら待って居た気持ちが、一気に満開桜と為って居るのだろう。

 ニコニコと倅の小さかった頃の話に興じての独壇場である。婆ちゃんは座椅子に凭れかかり、孫のは倅はデカイ図体をコタツに横に為って、昔話に花を咲かせている。

 孫は広い廊下をトコトコ走り回って、普段から興味のある妖怪様の昇降椅子に座って、レバーを上げ下げして興に入って居る。孫は一人遊びが性に合って居るのだろう。妖怪様の部屋と両親の居る部屋を往復しながらの自由行動を楽しんで居る。

          妖怪様は盛んに自分の人生を振り返って、倅に話をしている。

「人生、色々。人間、色々。男も女も、色々。子供も色々。長い人生だから、色んな事がある。それが、人生だよ。
でもね、何でも人間、長生きをして見ないと、見えて来ない事も在る。こんな好い気分も、頂戴出来無い。もう何も出来無い足手纏いだけど、こんな美味しい物を食べさせて貰って、穏やかなお正月が出来るとは思っても居なかった。

 子供の中で一番怖い子でね、それがこの頃では、すっかり仏様の様な息子でね。人間歳を取ると、優しく丸く為るものだ。」

 倅曰く。
「婆ちゃん。親父は怖かったけど、優しい人だったよ。俺なんか中学まで、親父の部屋で布団並べて寝てたよ。寒いと、親父の布団の中に入れて貰ってさ。色んな面白い話をして貰ったよ。
 鍛えたがっちりした体格と、隙の無い精悍な顔してたから、見た目は怖く見えたけど、良く子供達を観察して居て、的確なアドバイスをして呉れて居たし、学習能力が無いと、鉄拳が飛んで来たけど、全然後に残さ無い親父だったよ。普段は、無類の助平親父で、とんでもない事を、平然として遣っちゃうんだから、面白かったよ。

 反抗期なんて、親父の存在がデカ過ぎて、鰯の腐った様な目付きして口答えしたら、半殺しの目に遭った。この体と顔付と鋭い眼で、睨み付けられたら、ビビッちゃうだけだしさ。親父の言う事は筋が通って居たし、質問しても、答えと説明が直ぐ帰って来た。そこん所そこいらには居ない勘の鋭いインテリさんだもの。反抗するよりも、教えて貰う方が、絶対に好かったもの。親父の期待に添えず不肖の倅だったけど、根っこの部分は、学習してたからね。なぁ、親父。

 曲がった事さえしなければ、親父は自由放任だったし、お前達は脳味噌の筋が悪いから、勉強はしなくても良いって、中学生で見切られちゃったから、然程のコンプレックスも無かったしさ。人間、背伸びをしたら、他の良さが委縮して仕舞う。持って生まれた良所に気付いて、自分で磨くのが人生だってさ。一々、尤もな講話だったから、教師の話は聞かなかったけど、親父の話は本物だって、小さい時から思っていたからね。ハハハ。

 俺も、婆ちゃん、親父の直系の血を継承してるから、倅には俺が親父にして貰った様に、スパルタで行ってるんだ。筋を見極めて、何処で見切るか。これは、親父が教えて呉れた親の務めだからね。なぁ、親父。」

 私曰く。
「まぁ、そう云う事だ。男の子は男親が育てなくちゃ、日本の御先祖さん達に申し開きが出来んからな。こんな事は、古風な事でも何でも無い事でさ。男に生まれて来たのが運の尽きで、型に嵌った躾けをされるまでの事ですがな。義理と人情、秤にかけりぁ、義理が重たい男の世界って事だいな。キンタマ付けてるんだから、仕方の無い事さね。なぁ、三代目倅殿!!」

「じぃじ、だめ。いやーよ。」

「何をしゃらくさい。まぁ、内股モジモジのオカマ逃げをし無く為った分、見逃して遣らぁな。コイツの目付きは、筋が良いぞや。
 ご近所見てるとさ、日本人の癖して中狂国の一人っ子・小皇帝見たいな聞き分けの無い幼児の自己主張振りでさ。四畳半から見て居ても、外へ出て行って、頭を引っ叩いて遣りたいのが、ワンサカ状態さね。アハハ。」

 たらふく食べて、目一杯自分の世界に遊んで、孫は<おうちにかえろ>と言って、靴下、ジャンバー、帽子を被らせて貰い、ハイタッチでごちそうさま、おいちかった。また、くるからね。のバイバイをして帰って行った。ギャハハ~!!

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